ブラックスワンキャピタリストのヴェルサン・アルジャラCEOは27日、XRPが新興のトークン化されたグローバル経済の礎となりつつあると述べている。
一方、リップルのネイティブトークンによって駆動されるXRPレジャーは、採用が増加し続けている。
XRPとRLUSDが金融システムを再構築する可能性
アルジャラ氏は現在の金融秩序に対する広範な批判を共有した。同氏は、XRP保有者がXRPレジャー（XRPL）上に構築されたトークン化された所有権と分散型インフラを通じて「新しい金融システムを制御する」位置にあると主張している。
アルジャラ氏は、米国の債務の急増、持続的なインフレーション、隠された資産の再分類を含む現代の金融混乱を、より広範な「デジタルリセット」と結びつけている。
同氏は、機関が分散型台帳技術（DLT）を利用した金本位の金融フレームワークに備えていると示唆している。彼の見解では、RLUSD、リップルの新しいステーブルコインは、法定通貨の崩壊とデジタル金本位の未来をつなぐ橋である。注目すべきは、米国債がRLUSDを支えており、これはXRPL上で展開されている。
「グレートテイキングは、静かな法律があなたの所有物をすべて証券に変えた方法を説明している。今、RLUSDがXRPレジャー上で動作していることで、それらの証券はトークン化され、あなたに売り戻されている。XRP保有者はトークン化された所有権を通じて新しい金融システムを制御する力を持っている」とアルジャラ氏はXで書いた。
アルジャラ氏はまた、国際決済銀行（BIS）が金をティア1資産として再分類する静かな動きを強調した。これは、基礎的な金融の変化を示していると同氏は述べている。
ブラックスワンキャピタリストの幹部によれば、政府は金を再評価し、オンチェーンでトークン化する可能性がある。さらに、XRPLのような技術を使用して、より透明で安定した金本位の金融システムを導入することができる。
RLUSD、トークン化された金、XRP：ポストドル経済の構成要素
最近の動向は、アルジャラ氏の仮説に重みを加えている。ドバイは政府支援の不動産トークン化イニシアチブをXRPレジャー上で開始した。
一方、ブラジル、シンガポール、EUからの3つの新しい国際ステーブルコインもXRPL上でデビューしている。このグローバルな採用と現実世界でのユーティリティの収束は、XRPが単なるデジタル資産ではなく、金融インフラとしての信頼を高めていることを示している。
一方、データはXRP投資家が成熟していることを示しており、リップルの価格とビットコインの相関が弱まっている。BeInCryptoが報じたように、これは独立した市場行動を反映しており、投資家の成熟とエコシステムの回復力の重要な兆候である。
基礎的な要因がこの回復力を支えている。メサリの2025年第1四半期の報告書は、XRPが市場キャップとネットワーク成長でライバルを上回ったことを示している。XRPLでの活動の急増と機関の採用がこの勢いを後押しした。
アルジャラ氏は、政策の操作、特にトランプ政権の金の再評価や戦略的備蓄への追加が、ハイブリッド金融システムにおけるXRPの役割を確立する可能性があると考えている。
さらに、ブラックスワンキャピタリストのCEOは、XRPを究極のデジタルステーブルコインと見なし、トークン化された金や米国債とリンクして流動性、速度、安定性を提供する可能性があると見ている。
「壁に書かれている…無視するのは自己責任で…今、金やXRPのような技術でポジションを取る人々が、リセットが来たときに繁栄するかもしれない」とアルジャラ氏は結論付けた。
世界の金融が債務主導の衰退とブロックチェーンによる再発明の岐路に立つ中で、XRPはもはや投機的な資産ではないかもしれない。むしろ、明日の金融アーキテクチャのレールとなる可能性がある。
しかし、このニュースにもかかわらず、リップルトークンの価格は過去24時間で0.7%下落している。本稿執筆時点で、XRPは2.32ドルで取引されていた。
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