アナリサ・トーレス米地方裁判官は15日、SECとリップル・ラボの共同要請を「手続き上不適切」として却下した。
トーレス裁判官は5月15日にこの決定を下し、管轄権が彼女の裁判所に戻ったとしても、手続き上の理由でこの動議を却下すると明言した。
SECとリップルの最新和解の意味とは
この判決により、以前に合意されたリップルとSECの和解が不確実な状況に直面している。以前、両者はリップルの民事罰金を1億2500万ドルから5000万ドルに大幅に削減する和解を発表していた。
Sponsoredこの合意には、リップルが特定のトークン販売を行うことを禁止する差止命令の解消も含まれていた。
しかし、トーレス裁判官は指摘したように、共同要請は連邦民事訴訟規則60条に定められた法的基準を満たしていなかった。この規則は、裁判所の最終判決を変更または解消するために「例外的な状況」を示すことを要求している。
したがって、最初の差止命令と元の罰金は、両者がこれらの手続き上の問題に対処する適切な動議を提出するまで有効である。
訴訟自体はまだ却下されていない。リップルとSECは、裁判所が共同和解要請を承認することを期待して、当初は控訴を一時停止していた。
したがって、トーレス裁判官の判決により、両者が修正された動議を提出しない限り、控訴手続きが再開される可能性がある。
この却下により市場は即座に反応し、判決が発表された直後にXRPの価格が下落した。アルトコインは今日、過去1か月の15%の上昇にもかかわらず、約5%下落した。
投資家や関係者は、この提案された和解を長年の法的闘争の解決策と見ていた。
全体として、SECとリップルの争いは5年目に突入している。リップルは米国市場で重要な進展と拡大を遂げており、トランプの暗号資産規制推進とSECの執行変更に続いている。
しかし、XRP訴訟はリップルにとって悩みの種であり、法的な複雑さがさらに長引く可能性がある。
