最新のメサリの報告によれば、2025年第1四半期におけるXRP（XRP）の時価総額の成長は、同期間に減少したビットコイン（BTC）、イーサリアム（ETH）、ソラナ（SOL）の合計時価総額を上回った。
さらに、すべてのXRPLネットワーク指標は2四半期連続で成長を示した。中でも最も顕著だったのは、平均日次アクティブアドレスが142%増加したことで、XRPレジャーの継続的な拡大と採用を示している。
XRP、2025年第1四半期でBTC、ETH、SOLを上回る
報告によれば、2025年第1四半期に、XRPの時価総額は前四半期から1.9%増加し、1216億ドルに達した。これに対し、BTC、ETH、SOLの合計時価総額は22%減少した。
加えて、XRPの流通時価総額は前年比で252%増加した。時価総額の増加にもかかわらず、XRPの価格は0.5%しか上昇しなかった。これはXRPの流通供給量が1.4%増加したことに起因する。
XRPの成長は時価総額を超えて広がった。ネットワーク指標も大幅な改善を示した。
「第1四半期には、すべての測定されたネットワーク指標が2四半期連続で成長した。特に、2024年第4四半期と2025年第1四半期は、メサリが2023年第1四半期にXRPLのカバーを開始して以来、これが初めてのことだ」とメサリのリサーチアナリスト、マット・クライザー氏は述べた。
平均日次アクティブアドレスは13万4600に上昇し、142%の増加を示した。これは新規および既存ユーザーの関与が増加していることを示している。さらに、新規アドレスの総数は2024年第1四半期から210%、四半期ごとに12%増加し、56万8300に達した。
メサリは、アクティブな受信アドレスが4四半期連続で送信者を上回ったことを強調した。日次受信者は168%増加し12万7800に達し、日次送信者は14.5%増加し3万4300に達した。
「受信者が送信者を上回ると、以前は非アクティブだったウォレットが送信者によって配布されたトークンを受け取る数が、トークンを配布する送信者の数を上回っていることを示す。この動態の一般的な理由の一つはエアドロップだ」とクライザー氏は書いた。
平均日次取引総数は四半期ごとに13%増加し、204万件に達した。特に、支払い取引は2024年第4四半期の8%減少後、四半期ごとに36%増加し、112万件に回復した。
さらに、アクティブノードの数は2024年第4四半期の886から969%増加し、2025年第1四半期末には9498に達した。これはネットワークのインフラストラクチャの大幅な成長を反映している。
第1四半期には、3月31日にXRPL EVMサイドチェーンのテストネットが開始されたことも祝われた。これはイーサリアム仮想マシン（EVM）互換性をXRPレジャーにもたらすことを目指している。このサイドチェーンは2025年第2四半期にメインネットでのローンチが予定されている。
ネットワークの発展を超えて、リップルは戦略的な動きでその影響力を拡大し続けている。4月8日、同社はHidden Roadを12億5000万ドルで買収した。この買収により、リップルはプライムブローカレッジプラットフォームを所有する初の暗号資産企業となった。
この買収は、XRPLとリップルUSD（RLUSD）の採用を促進する。Hidden Roadは、ポストトレード業務にXRPLを統合し、リップルのUSD担保ステーブルコインであるRLUSDを担保として採用する計画。
ネットワーク上で最大のステーブルコインであるRLUSDは、2025年第1四半期にすでに大きな成長を遂げている。その時価総額はXRPL上で4420万ドルに達し、2024年第4四半期から304%増加した。この新たなユーティリティはさらなる拡大の舞台を整えている。
さらに、リップルへの機関投資家の関心も高まっている。UAEに拠点を置くZand BankとMamoは、国境を越えた支払いを効率化するためにリップルペイメントを統合した。これらの統合は、リップルが世界の金融サービスを促進する役割を増していることをさらに強調している。
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