XRPは過去24時間で1%弱上昇したが、月間では15%以上下落している。7月は好調だったが、再び短期的な弱気シグナルを複数点灯させている。クジラの取引所流入急増、EMAの弱気クロス形成、重要価格帯の試練という3要因が、短期的な下落リスクを示唆している。
クジラから取引所への急増は売却の前兆
8月13日以降低調だったクジラのバイナンス流入が再び増加。13日には約29,805 XRPが流入し、価格は3.27ドルから3.08ドルへ急落した。
8月21日時点で流入は6,293 XRPと、16日の900 XRPから7倍超に拡大。過去にも流入急増後に下落が続いた：
- 7月30日：3.09ドル → 2.76ドル
- 8月3日：3.07ドル → 2.96ドル（数日後）
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新たな急増が8月13日の閾値を超えれば、さらなる売却圧力が加わり、下落リスクを一段と高める可能性がある。
XRPが2つのデスクロスを記録、3つ目が迫る
XRP価格の4時間足では、すでに2つのEMAデスクロス（赤矢印）が形成。さらに3つ目（50EMAが200EMAを下抜け）が迫っている。
前回の2回も急落を招いた：
- 8月15日（20/50クロス）：3.12ドル → 2.93ドル
- 8月18日（50/100クロス）：3.03ドル → 2.93ドル
50EMAと200EMAのクロスは広範なトレンド転換を示し、クジラ流入の増加と重なることで、下落リスクをさらに強めている。
XRPの重要価格水準: 2.95ドルの抵抗が維持、2.81ドルのサポートが危機
日足チャートでは、XRPは2.95ドルのフィボナッチ抵抗を突破できずに停滞中。
直近のサポートは2.81ドルで、割れると2.72ドルが次の下落目標に。逆に3.16ドルを上抜けば、短期的な弱気シナリオは無効化されるだろう。
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