XRP(XRP)の価格は3月17日以降、約15%下落し、1.38ドル付近で推移しているが、日足チャートでは依然として逆三尊パターンが維持されており、20%の上昇目標が示唆されている。
この調整により、XRPはフォーメーションの右肩付近まで下落した。この水準が維持されれば、パターンの有効性は保たれる。崩れれば、構造が崩壊する。オンチェーン指標によれば、保有し続けている投資家は前者に賭けている様子。
重要なチャートパターンで強気継続に期待
コインベースの日足チャートでは、XRPは2月下旬から逆三尊パターンを形成している。価格は現在右肩ゾーン付近でもみ合い、割り込むと第1の支持線が弱まる。ネックラインはより上位にあるが、現状ではXRP価格は第1の支持線(現在の右肩水準)か、少なくとも次の支持線(後述)を死守する必要がある。
ただし、このパターンを維持するためには、XRPの価格が現水準から8%以上下落しないことが条件。1.26ドルのヘッドを下回れば、フォーメーション全体が無効となり、ブレイクアウト期待から下落トレンド継続への転換となる。3月17日からの15%下落で既に忍耐が試されているが、技術的には右肩やヘッドの水準が保たれている限り、構造は維持されている。
コストベース分布のヒートマップは、これらのテクニカルな支持線を裏付けるグラスノード指標。1.35~1.37ドル付近には、約2億300万XRPの供給が集中しており、参入価格を守りたい投資家が多いクラスターとなっている。
さらにその下、1.28~1.29ドルのレンジには約4億9700万XRPのクラスターが形成されている。この第2クラスターはパターンのヘッド直上にあり、1.26ドルが正念場であることを強調する。
この2つのゾーンを合わせると、直近の下落局面で買われたXRPが7億枚超になる。価格が安定すれば、これらの保有者はさらに買い増す可能性もある。1.27ドルを割れば損切り圧力が強まり、売り加速につながりうる。だが、このクラスターが守れるかは広範な市場のセンチメント次第であり、それを次項で検証する。
ホドラーが積み増し、レバレッジは縮小
ホドラー純ポジション変化(アドレスが155日以上保有したままの累積増減を示すグラスノード指標)は、着実な信念を物語る。3月17日の売りが始まった時点でホドラーはネットで2億3360万XRP保有していたが、3月22日には2億4030万XRPまで約3%増加。価格が15%下落する中でも積み増しが続いた形だ。
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チャートのバーは3月初旬以降一貫してグリーン状態。価格が大きく下落しても、この指標がマイナス転化することはなかった。
XRPの状況が他と異なるのはデリバティブ市場の動き。3月17日に9億900万ドルあったオープンインタレストは、現在7億2200万ドルまで減少し、20%の大幅減。ショックの大半がレバレッジ起因であり、現物主体でないことが裏付けられる。
一方、資金調達率は3月17日の0.0015%から現在0.009%まで上昇。オープンインタレストが減りつつ資金調達率が上昇する時は、新規ロング勢が慎重かつ抑制的に入っていることを意味し、最初の清算ラッシュを招いた過剰なレバレッジではない。
ホドラーは積み増し、レバレッジは健全水準にリセットされつつある。この組み合わせは反発を後押ししやすいが、XRP価格チャートが実際に意味ある動きとなるかは今後にかかっている。
XRPの次の動きを左右する価格帯
あらゆるXRP価格回復において、最初のハードルは1.45ドルに位置する。この水準を日足で上抜けて終えた場合、右肩が1.37ドル付近で固まり買い手が参入し始めたと確認できる。
より重要となるテストは1.57ドルであり、これは0.618フィボナッチ水準であり、現在値から約13%の上昇となる。この1.57ドルを上抜ければ、1.63ドル(0.786フィボ)や最終的には1.70ドル(1.0フィボおよびネックラインブレイク確定)が視野に入る。1.70ドルを超えると、計測上のターゲットは1.91ドルやそれ以上となる。
一方、下値では1.37ドルが直近の下支えであり、2億300万XRPのコストベースクラスターで支援されている。この水準を割り込むと、1.28〜1.29ドル付近にある4億9700万XRPのポケットが意識される。このゾーンも下抜ければ、1.26ドルのヘッド部分が最終防衛線となる。1.26ドルを日足終値で割ると、逆ヘッドアンドショルダーは成立せず、強気な根拠が消滅する。
現状では、1.37ドルが有効な右肩形成と1.26ドル以下へのパターン崩壊を分ける水準。