XRPの最近の3ドルに向けた上昇は、主に韓国での激しい取引活動によって推進された。入手可能なデータによれば、同国の主要取引所であるUpbitがこの急騰の中心的な役割を果たした。
7月12日、暗号資産アナリストのDom氏は、現物市場での4500万XRPの純買い圧力が、価格を2.60ドルから3.00ドルに押し上げたと指摘した。
韓国で個人投資家の熱狂がXRP急騰を牽引
同氏によれば、この取引量の70%はUpbit単独で発生し、3200万XRPを占めた。他の取引所、例えばコインベース（11%）、クラーケン（9%）、ビットスタンプ（6%）は、この上昇において小さな役割を果たした。
対照的に、通常は現物市場の動きで重要な役割を果たすバイナンスは、純取引量がマイナスを記録し、この上昇が韓国市場に集中していることを強調した。
CoinGeckoのデータもこの観察と一致し、UpbitでのXRP取引量が過去24時間で約5億ドルに達したことを示している。これは、プラットフォーム上のビットコインとイーサリアムの取引量を合わせたものを上回る。
この活動レベルは、XRPのようなアルトコインの価格動向を牽引する韓国の個人投資家の影響力が増していることを示している。
特に、韓国のトレーダーは以前にも暗号資産市場での熱狂的な上昇を牽引してきた。
ブルームバーグによれば、700万人以上の韓国人、つまり人口の約15%が地元の取引所に登録している。
これらのトレーダーの多くは、ビットコインの初期成長を逃したため、XRPのようなアルトコインに目を向けており、韓国の暗号資産取引量の重要な部分を占めている。
暗号資産コミュニティの一部では、小売主導の価格変動の持続可能性について懸念が表明されている。
しかし、Dom氏はそのような動態が地域市場の進化を反映していると示唆している。
「彼らは本当にXRPに大きな影響を与えるだけだ。そして、必ずしも良いとは言えないが、悪いとも言えない。ただの市場であり、ある市場が他の市場よりも多くの関心を持つことがあるだけだ」とDom氏は説明した。
一方、XRPへの新たな注目は、コインのエコシステムが急速に拡大し続けている中でのことだ。
過去1か月間で、XRPレジャーは新しいアップデートを統合し、USDCステーブルコインなどの新製品をネットワーク運用に導入することで大幅に成長した。
さらに、現物XRP上場投資信託（ETF）の可能性についての憶測が続いており、この潜在的な展開はトークンの伝統的な金融市場での存在感をさらに強固にする可能性がある。
加えて、リップル・ラボと米国証券取引委員会（SEC）との法的闘争は終結に近づいているようだ。
リップルのブラッド・ガーリングハウスCEOは最近、同社が訴訟でのクロスアピールを取り下げると発表した。
これらの要因が組み合わさり、現在の上昇傾向の市場センチメントとともに、XRPの最近数週間の上昇を後押ししている。
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