XRPはここ数日、緩やかな回復を試みており、暗号資産トークンは1.50ドルの節目を上回った。火曜日には新たな日中高騰が発生し、XRPコミュニティに再び楽観ムードが広がった。
しかし、この勢いを維持するのは難しく、価格上昇局面では売り圧力が再び強まる展開となり、アルトコインの上値を抑える状況が続いている。
リップル勝訴が切り開いた道
SECとCFTCがデジタル資産を「証券」ではなく「デジタルコモディティ(デジタル商品)」と共同で分類したことは、暗号資産業界全体で広く歓迎された。この画期的な規制措置によって、市場参加者が長年待ち望んでいた即時の明確化がもたらされた。
この分類は、2025年8月のリップルによる画期的な勝訴、およびXRPが裁判所から「証券ではない」と認定されたことと直結している。SEC・CFTCの新たな枠組みにより、この判例が規制レベルで事実上明文化されたことになる。これはリップルによる法的勝利に似ており、XRP価格を日中に1.60ドルまで押し上げたが、その後すぐに売りが出て上昇は抑えられた。
利益確定売りも進行
XRPのMVRVレシオは、技術的にも重要な1.0の閾値に近づいている。この指標が1.0を上回ると、時価総額が実現時価総額を上回ったことを示す。つまり、XRP保有者全体の平均が利益圏に戻ったことになる。
歴史的に見て、MVRVが1.0を上回ると弱気から上昇傾向(強気相場)への転換点となる。今回のクロスは、XRPのオンチェーンデータに見られるより前向きなマクロシグナルの1つである。この閾値を明確に上回れば、買いが一気に加速し、回復基調が強まる可能性が高まる。
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取引所のネットポジション変化データによると、XRP保有者は過去30日間では依然としてネット売り手となっている。規制追い風やマクロ指標の改善にもかかわらず、保有者のセンチメントは蓄積よりも売却寄りで推移。こうした持続的な売り行動が、好材料に対するXRP価格の反応の大きさを直接的に抑える要因となっている。
保有者が利益を得るケースが増えるにつれ、この売却傾向はいったん強まる可能性がある。利益が出始めると、投資家は水準を維持せず売却を優先しやすい。この買い控えの背景には、1.60ドルへの急騰時も即座に売りが出た現象があり、現状ではカギとなる水準を安定的に上回るのが難しい理由となっている。
XRP価格下落の可能性
XRPは火曜日、SECとCFTC発表を受けて日中で4%上昇したが、投資家による売りで反落した。現在アルトコインは1.52ドルで取引されており、規制関連の動きを受けた市場の反応は賛否が分かれている。ニュースを好感した買いは入ったものの、売りが速やかに勢いを打ち消した形だ。
売り圧力が継続する場合、XRPは1.51ドルを下回り、1.43ドルのサポート水準を目指す展開になる可能性がある。そのゾーンはこれまでにもテクニカルな下値支持として重要な安定要素となってきた。
保有者の粘り強さと利益拡大が組み合わされることで、XRPは現水準を維持し、1.58ドル超えを目指す推進材料となる可能性がある。その障壁を突破すれば、1.70ドル到達に向けた新たなサポート構築への道が開かれる。