XRPの価格は直近24時間で約1.1%下落し、過去30日間では8.8%安となった。主要暗号資産の中でも相対的に弱い値動きが続いており、時価総額上位10銘柄ではドージコインに次ぐ下落率となっている。もっとも、こうした調整局面の裏側で、大口投資家(クジラ)の保有動向に変化が生じている。
オンチェーンデータでは、大口アドレスによるXRPの保有残高が増加に転じ、長期視点での資金流入を示唆する兆しが浮上している。価格下落と並行して保有集中が進む局面は、過去にもトレンド転換の前触れとなった例があり、市場は底入れの可能性を慎重に見極めている。
Sponsored強気のダイバージェンス再来 トレンド転換迫るか
XRPの価格動向は11月4日から12月31日にかけて弱含みが続いた。XRPはこの期間に安値を切り下げたが、相場の勢いを測るRSI(相対力指数)は安値を切り上げた。これは強気のダイバージェンスであり、売り手の勢いが弱まっていることを示唆している。この種のダイバージェンスはトレンド転換の前兆となることが多い。
同様のパターンは11月4日から12月1日にも現れ、その際は12%の反発を引き起こした。しかし、その時の上昇はクジラウォレットの支えがなかったため失敗に終わった。
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今回も再びダイバージェンスが現れているが、周囲の状況は以前とは異なるようだ。
Sponsored Sponsoredクジラ、24時間で36億ドル増加 前回と異なる動き
前回のダイバージェンス試行が失敗した背景には、クジラ層の動きが大きな役割を果たした。12月初頭(12月1日から3日)の反発局面では、2つの大口グループが上昇局面で売りを浴びせた。
1百万から1千万XRP保有ウォレットは11月30日から12月4日にかけて保有量を43億5000万XRPから39億7000万XRPに減らした。10億XRP以上のウォレットも同期間で253億4000万XRPから251億6000万XRPに減少した。こうした売り圧力がトレンドの転換を阻んだ可能性がある。
今回はその動きが逆転している。
直近24時間で、10億XRP以上のウォレットは253億7000万XRPから274億7000万XRPへと積極的に保有量を増やした。これは約20億XRPに相当する大規模な追加購入であり、現在の価格換算で約36億ドルに及ぶ。
Sponsored Sponsored規模の小さいクジラ(1百万から1千万XRPグループ)が依然保有量を減らしたものの、メガクジラが依然として市場を圧倒している構図となっている。
この変化が、11月時点での試みに対する決定的な違いである。現在はRSIのダイバージェンス進行中に、クジラが売りではなく買いを選している。彼らのポジションが維持されれば、XRPの価格構造はモーメンタムと需給の両面から支えを得られる。
SponsoredXRPの価格水準が反転継続の鍵
XRP価格は依然、指標が示すシグナルの裏付けを得る必要がある。転換成功の初期サインは、1.92ドルを明確に12時間連続で上抜けること。
この価格帯は12月22日にレジスタンスとなり、それ以降の試みをいずれも退けている。XRPが1.92ドルを明確に突破すれば、次は2.02ドルが試される。その先は、12月初旬の反発を阻んだ2.17ドルから2.21ドルのゾーンが焦点となる。
1.77ドルのサポートが失われれば、転換シナリオは弱まる。クジラの動きが時期尚早であり、ダイバージェンスの失敗を意味する。そうなれば、モメンタム構造が崩れ、12月初旬と同じ展開になる可能性がある。
現時点では、ダイバージェンス、36億ドル規模のクジラ買い入れ、そして大口ウォレット全体での需要回復が、前回よりもはるかに強固な基盤をXRPにもたらしている。最終的な転換確認は価格動向次第であり、1.92ドルが「今回は異なる」展開となるか否かの分岐点となる。