XRPは1.40ドルで推移し、日中で0.56%下落。3月16日の高値1.55ドルから9.17%下落した。今回の後退で、トークンは1.4367ドルのサポート水準を再び下回った。
ミドルクラスのクジラは3月初旬から着実に買い増している。ただ直近の高値以降の売り圧力を吸収するには至っていない。
XRPの下落幅が変動
GlassnodeのNet Unrealized Profit/Loss(NUPL)データによれば、XRPネットワークは過去7週間の大半をマイナス圏で推移してきた。この指標は1月下旬、価格が2ドル超だった時に0.22近くまで上昇。2月5日には-0.19へ急落し、その後安定した。
2月中旬から3月にかけては-0.03から-0.08の範囲で推移。3月16日前後、1.55ドルへの急騰に合わせて0.065程度に一時上昇したものの、この回復もすでに反転している。
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現在の指標値は-0.03付近。大半のXRP保有者は現状の価格水準でまだ未実現損失を抱えている。指標をプラス圏に戻すには、1.51ドル超えの持続的な上昇が必要。
XRPクジラの買い集め継続
未実現損失が続く弱気ムードの中でも、ミドルクラスのクジラの動きは前向きな兆候を示している。1000万~1億XRPを保有するウォレットは、3月初旬以降、約5億枚を新規購入し、総保有量は107億7000万XRPから110億9000万XRPへ増加した。
積み増し時の平均取得価格は0.61ドル前後で、追加投資額は約3億500万ドルに相当する。これらのウォレットは3月16日の高値以降、目立った売却を行っていない。
しかしチャート上では、3月高値更新後は買いではなく売り(分配)が価格推移を主導している。クジラの買いは売り圧力の一部を吸収したものの、トレンド転換には至っていない。
XRP、1.50ドル突破に失敗
日足チャートでは、XRPが1.4367ドルのサポートを割り込み、この水準がレジスタンスへ転換した。ピンクで塗られた1.43ドルから1.52ドルの範囲は、3月の上昇時に売り手が利食いを進めた分配エリアとなっている。
チャート上で明示された推計レンジ幅の動きは、レンジ上限から9.17%下落し、1.38ドルから1.39ドルを目標とする。既に価格は1.4007ドルと、目標レンジ付近で推移している。
1.3392ドルを終値で割り込むと、次なる主要サポートは1.2852ドルに位置し、さらに4%下落余地が生じる。下の1.2127ドルは、数か月ぶりの安値を迎える前の最後の主な下値支持帯となる。
一方、1.4367ドルを奪還できれば短期的な弱気圧力は和らぐ。1.5119ドル超えにはクジラの本格買いだけでなく、市場全体の材料が必須となる。もしリップルがXRP拠出を予定する10億ドル規模のEvernorth財務取引が実現すれば、ファンダメンタルズ面での転機となり得る。