Zcashは直近の下落後に再び高い変動性に見舞われたが、現在の価格動向は回復の兆しを示している。ZECは下落の後、安定し始めており、一段の急落リスクは後退しつつある。
現在の市場環境では、当初予想されていた55%の下落を回避し、上昇傾向を取り戻す可能性が高い。
ジーキャッシュ保有者が大量に買い増し
ZEC保有者は過去24時間、強い信念を示した。取引所の残高データを見ると、ZECの取引所上の保有量はこの期間で約48%減少しており、急激な供給減となっている。こうした動きは一般的に、投資家が保有トークンを個人ウォレットに移すことで積極的な買い増しが進んでいることを意味する。
Sponsored取引所残高の減少は上昇傾向を示唆する。売り圧力となる流動性が減ることで下落リスクが抑制され、価格反発に先んじて現れる傾向がある。保有者は現状の水準でZcashが過小評価されているとの自信を強めており、今後は底堅さが持続し反発シナリオを後押しする構図。
オンチェーン指標もこの上向き転換を裏付ける。チャイキンマネーフロー(CMF)は価格と逆の動きを示す上昇傾向を描いている。ZECが安値を更新する中、CMFは高値を切り上げており、価格と資金の流れの間に乖離が生じている。
CMFは価格と出来高のデータから純流入・純流出を測定する指標。価格が下落傾向でもCMFが上昇する場合は裏で買い集めが進んでいると示す。この乖離は、売り圧力が弱まったあとで上昇への転換が生じる前兆となることが多い。
ZEC価格救済の可能性
ZECは本稿執筆時点で約380ドル付近で推移しており、340ドルから405ドルのレンジ内で動いている。先週はトライアングルパターンを下抜けし、171ドル付近への55%下落が想定されたが、その後、環境は大きく変化した。
この弱気パターンの実現可能性は下がっている。買い集めの傾向と指標の改善により、当初のシナリオが否定される可能性がある。450ドルを明確に上抜けた場合、下げ予測は無効となる。この水準を突破すれば504ドルへの道が開かれ、再び上昇傾向が強まる展開となる。
一方、センチメントが逆転すれば下落リスクは残る。売り圧力が強まる、あるいは市場全体の弱さが再燃すれば、ZECは340ドルを下回る可能性がある。そうなれば価格は300ドル付近まで下落し、弱気パターンが維持されて持続的な回復が先送りとなる。