ジーキャッシュ(Zcash)価格は過去10カ月間上昇基調を維持してきたが、ビットコインやイーサリアムはこの間、苦戦が続いた。実際、年初来でZECは147%上昇した。しかし、足元ではプライバシーコインの短期チャートに売り圧力が見られ始めている。
上昇が続き、ZEC保有者はこれまで得た利益を守るべく、今後の勢いの衰えに備え始めた可能性がある。
Zcashの上昇相場に重要なテクニカル試練
1時間足では地合いが軟化してきた。ZECは短期移動平均線を下回り、買い方の主導権が失われつつある状況。
一方、日足チャートはまだ比較的堅調を維持する。RSI(相対力指数)は55前後で推移しており、終値も長期の移動平均線を上回る水準が続く。
次の主なサポートは1249ドル付近。この水準を明確に割り込むと、1131ドルが視野に入る。
一方で、1354ドル、さらに1405ドルを回復できれば、依然として買い方に相場を守る姿勢があると判断できる。
ビットコインとイーサリアムもZcashに追随するか
ビットコインはすでに勢いの鈍化が見られる。
7万6000ドル付近で、日足RSIは38.5前後。7万4845ドルを割り込めば7万3253ドルまで下落余地が生じる。
イーサリアムも2,247ドル近辺で推移し、同様に弱含みの展開。RSIは40前後で、直近のサポートは2,197ドル、レジスタンスは2,265ドルとなる。
ZECがサポート水準を割り込み、ビットコインとイーサリアムもそれぞれの重要なポイントを下回れば、暗号資産全体に売り圧力が波及している可能性が一段と強まる。
ただし、Zcashには独自の材料もある。今週主要なネットワークアップグレード「NU7」が実施され、コイン特有のボラティリティも生じやすい局面となる。
今後は、1時間足の地合いの弱さが日足の終値にも拡大するか、そしてビットコインとイーサリアムが追随するかが焦点となる。











