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Arbitrumの出来高が急増!DeFi活発化が背景

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ヘッドライン

  • Arbitrumの1日当たり出来高が過去最高の690,000件に
  • 取引量が、Binance Smart Chainを上回る
  • Layer2ネットワークのステーブルコイン流入量も最高を記録
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オンチェーンデータによると、イーサリアムのレイヤー2(Layer2:L2)ネットワークであるアービトラム(Arbitrum)の1日のトランザクション量は、2月17日に69万件と過去最高を更新した。

しかし、その記録はライバルのL2ネットワークであるオプティミズム(Optimism)にはまだ及ばない。オプティミズムの1日のトランザクション量は、NFTクエスト・プログラムでユーザーにインセンティブを与えた1月上旬に80万件を超え、過去最高を記録した。

L2Beat(分析リサーチサイト)のデータによると、アービトラムのチェーンであるノバ(Nova)とワン(One)の取引は、過去7日間でそれぞれ168.81%、67.88%上昇したとのことである。

出所:Arbiscan

アービトラムのDeFiの動きが活発化

さらにL2Beatのデータによると、アービトラムにロックされている総資産額(TVL)は報道時点で、32億7000万ドルに上昇している。他方、DeFillama(DeFiアナリティクス・ダッシュボード)のデータでは、TVLは18億ドルに達しているとのことである。

DeFillamaによると、デリバティブ・プラットフォームのGMX(DEXの1つ)が5億2276万ドルのTVLを保有し、ネットワークを制しているようだ。Zyberswap(AMM機能をもつ主要DEX)とUniswap(主要DEX)がそれに続く。

一方、Wu Blockchain(ブロックチェーンニュースメディア)は、アービトラムにおいて2月にステーブルコインの一定の流入が見られたと報じている。同レポーターによると、USDCの流入は31%増、USDTとDAIはそれぞれ45%増、68%増となったとのことである。

出所:DeFillama

DeFillamaのデータによると、アービトラム・ステーブルコインの総時価総額は12億6000万ドルに達し、USDCがその6%を占めているとのことだ。

DEXの取引量がバイナンスのスマートチェーンを上回る

一方、L2ネットワーク上の分散型取引所(DEX)取引量は、DeFillamaによると、過去1週間で22%以上増加し、第2位の規模となっている。

アービトラムのDEX取引量は、過去24時間でバイナンス・スマートチェーン(BSC)、ポリゴンなどの名だたるライバルを超えている。データによると、アービトラムは3億726万ドルを記録し、BSCの2億7271万ドル、ポリゴンの1億5915万ドルを上回った。

ただし、その出来高は、イーサリアムのメインネットで記録された11億4000万ドルにはまだ遠く及ばない。

過去24時間では、アービトラムのDEXにおいては1億Uniswapが3,219万ドルで出来高として圧倒的に多く、次いでSushiSwapが8,178万ドルとなっている。

ガス使用量の急増

ネットワークの活発な動きに伴い、アービトラムのガス使用量も増加している。

Duneの分析データによると、L2は他のネットワークと比較して、ガス消費率が大幅に上昇しているとのことである。

ガス消費率の増加は、アービトラムのアクティブ・ウォレット数の増加と重なっている。上記分析データによると、現在280万のフルアドレスがあり、うち220万が少なくとも1つのトランザクションを行っているとのことである。

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Takashi Higashi
国際広報、海外の先端技術調査、海外企業との提携等をこれまで行ってきました。ここ数年、暗号資産に関心を持ってウオッチしています。
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