DefiLlamaのデータによるとLayer 2ネットワークBaseの取引量が急増し、19日には最高記録となる3億5600万ドルに達した。これは、18曜日から約51％の増加を示している。Baseの総括保有価値（TVL）も新たな最高記録を更新し、7億4530万ドルに達した。Duneアナティクスによれば20日には、日別取引が165万件、新規ユーザーが約13万人に到達した。
Baseネットワークは、イーサリアム（ETH）のDencunアップグレードの導入後、活動が顕著に増加し、3月17日には100万件を超える取引を記録し、Ethereumのアップグレード前の約44万件から大幅に増加した。現在、オンチェーン活動において、ArbitrumやOptimismといった競合他社を上回る活動を見せている。
Dencunによるブロブ / BLOB（Binary Large Object）の導入は、L2トランザクションコストの削減に直接寄与する。これにより、Ethereumネットワーク上でのデータの効率性が改善され、高いネットワーク混雑時でもL2のトランザクションコストを低く保つことが可能となる。
アップグレード後、Optimismの平均手数料は0.05ドルに、Arbitrumの平均手数料は0.5ドルに低下しました。Baseの平均取引手数料は0.064ドルに、zkSyncEraは0.161ドルに低下した。Optimismの手数料の中央値は0.0038ドルに低下し、Base、Arbitrum、zkSyncEraの同様のコストは0.0008ドル、0.3553ドル、0.0936ドルに低下した。20日時点でのBaseの平均取引手数料は1ドルを超えた。
Baseの関係者はアップグレード実装前、「我々は、安全で分散化されたL2上の高速で手頃な価格のトランザクションが、あらゆる場所で誰もがオンチェーンできるようにするために不可欠であると考えている」と述べていた。一方でイーサリアムを巡っては規制当局からの調査を行われている最中だ。米国証券取引委員会（SEC）はこのほど、イーサリアムを有価証券として分類するための法的措置を視野にイーサリアム財団の調査を開始した。イーサリアム財団に関連する企業から召喚状を受け取ったとの報告から明らかになった。
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