バイナンスは、同社のプルーフ・オブ・リザーブ(POR:第三者による保有資産確認)レポートに11トークンを追加した。これについて、暗号資産コミュニティは監査を要求している。
チャンポン・ジャオ氏が率いるバイナンスのPORレポートには、11の新しいトークンが追加され、現在24の暗号資産が表示されている。追加トークンは以下の通リ:Mask Network (MASK)、Enjin coin (ENJ)、WazirX token (WRX)、The Graph (GRT)、Chromia (CHR), Curve Token (CRV), 1Inch Network (1INCH), PowerPool (CVP), Hashflow (HFT), SSV Network (SSV), Dogecoin (DOGE).
3月7日(現地時間)の発表で、バイナンスは630億ドル以上に相当するこれまでに最大のPORに達したことを誇示している。これに対し、暗号資産コミュニティはPORだけでは十分でないとみている。
バイナンスのPOR更新には監査がともなわず
バイナンスのPORを見ると、同社の暗号資産は最低100%の準備金に裏付けられており、最も高い準備金率はUSDCの5490.55%となっている。
今年2月、バイナンスは検証中のユーザーのプライバシーを改善するために、ゼットケー・スナーク(ZK-SNARKs:ゼロ知識証明の応用型)を導入した。さらに、他の取引所による同機能採用の支援のために、コードをオープンソース化した。
しかし、(会社の)透明性を確保するためにはPOR以上の情報が必要であるため、暗号資産コミュニティは監査報告を要求している。監査については、バイナンスのアジア太平洋地域チーフのレオン・フォン(Leon Foong)氏は、会計事務所は暗号資産を専門領域としていないため、「より長い時間がかかる」と説明している。
監査法人Mazarsは、論議を呼ぶレポートを発表した後、バイナンスを見放した。さらに、会計事務所のビッグ4-デロイト、アーンスト・アンド・ヤング、KPMG、プライスウォーターハウスクーパースは、バイナンスとの協調を避けている。対照的に、デロイトはコインベースの財務報告の監査を続けている。
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