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2026年のビットコイン予測―半減期説に異論

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著者:
Kamina Bashir

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編集:
Shigeki Mori

23日 12月 2025年 17:54 JST
  • ベナーサイクルや18年不動産サイクルは、ビットコインの4年サイクル予測と異なる動きを示す。
  • アナリストは、成熟する市場でビットコインの4年ごとの半減期サイクルの有効性に疑問を呈している。
  • いずれの歴史的経済モデルも、2026年まで堅調な市場環境を予測している。
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長期にわたり市場分析で用いられてきた「ベナーサイクル」と「18年不動産サイクル」という2つの伝統的な経済モデルが、いずれも2026年を景気循環のピークと示唆している。これらの見方は、ビットコイン価格は4年ごとの半減期を起点に上昇局面を形成するという、暗号資産市場で広く共有されてきた通説に一石を投じるものだ。

2025年も終盤に入り、投資家の関心は、暗号資産特有の需給要因と、マクロ経済に根差した歴史的サイクルのどちらが市場を主導するのかに集まりつつある。2026年に向け、暗号資産市場が従来の枠組みを超えた局面に入る可能性も意識され始めている。

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ビットコインの4年周期は終焉か

ビットコインの4年サイクルは、半減期に紐づく歴史的なパターンである。約4年ごとに発生し、マイニングのブロック報酬が半減する。

通常、このサイクルは蓄積期から上昇トレンドに移行し、半減期の翌年に熱狂的なピークを迎え、最終的に弱気市場に至る。したがって、このパターンが続くなら、2026年はビットコインの新たな弱気期の始まりとなる可能性がある。

一方、このパターンはもはや通用しないと考えるアナリストが増えている。ビットコインの価格動向は、半減期イベントよりも世界的な流動性の変化に左右されているという指摘もある。

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では、4年サイクルが「終わった」なら、ビットコインの次の局面を読み解く手掛かりはどこにあるのか。アナリストの中には、より大きな2つの周期モデル――ベナーサイクルと18年不動産サイクル――に注目する声もある。

1875年からビットコインまで ベナーサイクルに注目集まる

オハイオ州の農夫サミュエル・ベナーは、1873年の恐慌で損失を被ったのち1875年にベナーサイクルを提唱した。同氏はパニック、繁栄、蓄積に最適な局面といった好不況の繰り返しパターンを特定した。

過去の事例と比較すると、ベナーサイクルのタイミングは、1929年のウォール街大暴落など主要な市場の転換点と一致してきた。アナリストはまた、ベナーサイクルの歴史がビットコインサイクル(これまで3回のみ発生)よりも長期間に及ぶ点にも注目している。

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「多くの人がほぼ歴史のない4年サイクルを信頼する。その一方で、2世紀にわたり的中しているベナーサイクルを無視している」市場ウォッチャーが指摘している。

特に注目すべきは、ベナーの原図が2026年を「好景気、高値、株式やあらゆる資産を売却すべき年」として示している点である。モデルが当てはまるなら、2026年はブルマーケットになる可能性がある。

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18年周期の不動産サイクルが示す傾向

18年不動産サイクル理論も、不動産市場におけるバブルと暴落の周期的パターンを説明している。このモデルによれば、2026年も市場ピークと予測されている。

「3回しか再現されていない4年のビットコインサイクルを信奉する人は多い。それでも、18年不動産サイクル(2026年=サイクルピーク)、200年続くベナーサイクル(2026年=サイクルピーク)には目を向けない」クインテン・フランソワ氏がコメントしている。

したがって、歴史的なサイクルが的中するなら、来年にかけて市場は上昇局面に転じる可能性がある。特に第4四半期に上昇傾向が乏しかった暗号資産市場の投資家にとっては、待望の救済ともいえる展開となる。

ただし、4年サイクルが依然として有効であれば、さらなる下落もありうる。2025年が終わりに近づく中で、暗号資産が半減期主導のパターンをなぞるのか、あるいは伝統的経済サイクルが新たなデジタル経済を形作るのか――その行方が注目される。

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