ビットコイン(BTC)の先物取引について、米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の未決済建玉(OI)がこのほど、同部門首位のバイナンスに肉薄している。北米最大の先物取引所CMEには多くの機関投資家が参入していることから、ビットコイン先物についても投資家マネーの流入増を予測する専門家もいる。
ビットコイン現物取引でも、機投資家の参入は増えるだろう
オンチェーン分析ツールcoinglassによると、CMEにおけるビットコイン先物の未決済建玉数は35億1000万ドル。首位のバイナンスは38億6000万ドルで、両者の差は3億5000万ドル。市場シェア率はCMEが23.86%であるのに対し、バイナンスは26.3%。米資産運用会社ヴァンエックのガボール・グルバックス戦略アドバイザーは、ビットコイン先物市場におけるCMEのシェア増加について、「物理的な市場(現物市場など)でもいずれ機関投資家の流入が増えるだろう」とコメントを残している。
先物取引とは:
特定の商品(原資産)を、未来の決められた期日に、取引する時点の取り決めた価格で売買することを約束する取引。期日を定めない永久先物という取引もある。未決済建玉(Open Interest:OI)は、ロングやショートのポジションを取ったまま、決済されず残っている契約。
ビットコインは現在、前日比0.31%減の3万4210ドル。10月は米国で現物型ビットコインETF(上場投資信託)が初承認されるとの期待が高まり、年初来高値を更新。一時、2022年5月以来の高値となる3万5000ドルに達した。
レイヤー1ブロックチェーンInjective(INJ)は26日、分散型金融(DeFi)トレーダーの投資傾向に関する最新レポートを公開。ビットコインETFの承認による市場全面高を見越して、約64%のトレーダーが長期保有(HODL:ホドル)戦略を採用していることが明らかとなった。
Follow us on:
X(Twitter):@BeInCryptoJapan
Telegramチャンネル:@BeInCrypto Japan オフィシャルチャンネル
免責事項 - Disclaimers
当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。