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ビットコイン先物、米CMEの未決済建玉(OI)急増|機関投資家の流入か

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ヘッドライン

  • ビットコイン(BTC)先物について、米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の未決済建玉(OI)がこのほど、同部門首位のバイナンスに肉薄している
  • 同先物取引所には多くの機関投資家が参入していることから、ビットコイン先物についても投資家マネーの流入増が噂されている
  • ビットコインは10月、米国で現物型ビットコインETF初承認の期待が高まり、2022年5月以来の高値となる3万5000ドルに達した
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ビットコインBTC)の先物取引について、米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の未決済建玉(OI)がこのほど、同部門首位のバイナンスに肉薄している。北米最大の先物取引所CMEには多くの機関投資家が参入していることから、ビットコイン先物についても投資家マネーの流入増を予測する専門家もいる。

ビットコイン現物取引でも、機投資家の参入は増えるだろう

オンチェーン分析ツールcoinglassによると、CMEにおけるビットコイン先物の未決済建玉数は35億1000万ドル。首位のバイナンスは38億6000万ドルで、両者の差は3億5000万ドル。市場シェア率はCMEが23.86%であるのに対し、バイナンスは26.3%。米資産運用会社ヴァンエックのガボール・グルバックス戦略アドバイザーは、ビットコイン先物市場におけるCMEのシェア増加について、「物理的な市場(現物市場など)でもいずれ機関投資家の流入が増えるだろう」とコメントを残している

ビットコイン先物の未決済建玉数

先物取引とは:

特定の商品(原資産)を、未来の決められた期日に、取引する時点の取り決めた価格で売買することを約束する取引。期日を定めない永久先物という取引もある。未決済建玉(Open Interest:OI)は、ロングやショートのポジションを取ったまま、決済されず残っている契約。

ビットコインは現在、前日比0.31%減の3万4210ドル。10月は米国で現物型ビットコインETF(上場投資信託)が初承認されるとの期待が高まり、年初来高値を更新。一時、2022年5月以来の高値となる3万5000ドルに達した。

ビットコイン価格(BeInCrypto Japan

レイヤー1ブロックチェーンInjective(INJ)は26日、分散型金融(DeFi)トレーダーの投資傾向に関する最新レポートを公開。ビットコインETFの承認による市場全面高を見越して、約64%のトレーダーが長期保有(HODL:ホドル)戦略を採用していることが明らかとなった。

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Shunsuke Saito
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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