米7月CPIインフレデータが2.9%に低下、予想を下回る中、ビットコイン(BTC)価格は61,000ドル以上を維持。
CPIデータは消費財・サービスの価格上昇を測定する。2023年の大半は陳腐化していたが、米国のマクロ経済データがビットコインと暗号資産市場に与える影響が再開されつつある。
CPIは2.9%で予想を下回る
米労働統計局(BLS)は7月の消費者物価指数(CPI)インフレデータを発表し、2.9%となった。これは6月に記録された3%をも下回る。
市場は3%を予想していたため、一般的なインフレ率は若干(0.1%)低下したことになる。CPIデータは、一般的なインフレ率は予想より若干低いが、基礎的インフレ率(変動項目を除く)は予想通りであることを示している。また、揮発性項目を除いた基礎インフレ率も予想通りである。
コア・インフレ率、ヘッドライン前月比(MOM)インフレ率ともに予想通りであった。ヘッドラインの前年比(YOY)上昇率は予想を若干下回った。水曜日に発表されたBLSデータの概要は以下の通り。
- 米消費者物価指数(速報値) (7月) 実績:0.2% 前回:-0.1% 予想:0.2
- 米7月消費者物価指数(前年同月比) 実績:2.9% 前回:3.0% 予想:3.0
- 米コアCPI (MOM) (7月) 実績:0.2% VS 前回:0.1% 予想:0.2
- 米コアCPI(前年同月比)(7月) 実績:3.2% 前回:3.3% 予想:3.2
このニュースを受け、トレーダーは米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測を後退させた。これは、予想を下回るインフレ・データが経済政策に影響を与え、利下げにつながる可能性があるとの想定によるものだ。
CPIの低下は消費者の購買力を高める可能性がある。購買力が高まると消費者はより多く消費する傾向があるため、これはビットコインや暗号資産市場にとってポジティブなニュースである。
発表直後、ビットコイン価格は上昇幅を拡大し、61,000ドル以上を維持した。
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