米投資会社ブラックスワン・キャピタリストの創業者ヴェルサン・アルジャラ氏は6日、ビットコインがXRP(リップル)の流動性ネットワークを裏で支える「デジタル担保」として機能している可能性があるとの見方を示した。
同氏は、ビットコインがリップルのオンデマンド流動性(ODL)システムの資金源となっているとの仮説を提起しており、これまで想定されていた以上に、同通貨が積極的な役割を果たしている可能性を指摘している。
ビットコインの見えざる流動性支援
もしこれが事実であれば、ビットコインとリップルが独立して運営されているという考えに挑戦することになる。
代わりに、主要なデジタル資産間の戦略的な結びつきを示唆し、グローバルな金融インフラ内でのより深い統合を示唆している。
アルジャラ氏は、リップルのグローバル決済ネットワークが、国境を越えた取引のためのブリッジ資産としてXRPを中心に構築されており、ビットコインによって静かに支えられている可能性があると提案している。
この見方によれば、BTCは裏で担保として機能し、リップルのエコシステムに蓄えられた価値を注入し、機関投資家向けの支払いを促進している。
同氏は、このプロセスが公に認識されることなく進行している可能性があり、リップルがビットコインの相対的な価値の安定性を活用しながらシステムを拡大できると主張している。
これにより、ビットコインの役割が単なる「デジタルゴールド」資産から、リップルの主要な流動性源に再定義される。
BTCは単なる価値の保存手段以上のものであり、むしろ活発な金融インフラへの入り口として機能している可能性がある。
ハイブリッド金融アーキテクチャに向けて
アルジャラ氏は、この可能性のある相互作用をより広範な戦略の一部と見ている。ビットコインは分散型の準備金として機能し、リップルはそのODL技術を使用してその価値を効率的に動員し、リアルタイムの金融を実現する。

X/@antgrasso
このような構造は、両資産の利用を最適化し、ハイブリッドな金融アーキテクチャを可能にする。このモデルは、暗号資産システムと従来の金融を橋渡しし、国際的な資本移動をより迅速かつスケーラブルにする可能性がある。
アルジャラ氏は大胆な主張をすることで知られている。3月には、グローバルな機関がXRPの価格を事前に設定していたと示唆し、暗号資産コミュニティで議論を巻き起こした。
また、中央銀行がすでにXRPを秘密裏に使用している可能性があり、その現在の市場価値をIPO前の段階に例えている。
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