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BitMine、イーサリアム蓄積とステーキング加速 ETHに追い風かリスクか

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著者:
Nhat Hoang

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編集:
Oihyun Kim

27日 1月 2026年 20:17 JST
  • イーサリアム価格が下落する中、BitMineはイーサリアムを蓄積し、過去最高となるステーキングを行っている。
  • 機関投資家による積極的な買い増しが流動供給を減少させ、イーサリアム価格を下支えしているが、集中リスクの高まりも懸念される。
  • アナリストは、希薄化に関するガバナンス問題と高いエクスポージャーが下落時の変動幅を拡大させる可能性があると警告している。
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イーサリアム(ETH)が3000ドルを下回り、2026年初の始値すら割り込む中、ETHのステーキング活動は過去最高を記録している。最も積極的な参加者の一つが、NYSE上場企業でトム・リーCEO率いるBitMine(BMNR)である。

この展開は重要な疑問を投げかける。BitMineはETHにとって大きなカタリストとなるのか、それとも恐怖心理が強まる市場で重大なリスクとなるのか。

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BitMine、1月にイーサ積み増しとステーキング強化

BitMineは最近、過去1週間で4万ETH超を購入したと発表した。CoinGeckoのデータによれば、同社のETH保有量は420万ETH超で、評価額は124億ドルを上回る。この金額はイーサリアム全供給量の3.5%超に相当する。

この動きは、BitMineが以前から掲げているETH全供給量の5%支配という長期目標に沿ったものだ。

BitMine Ethereum Holdings Charts. Source: CoinGecko
BitMineのイーサリアム保有量チャート 出典:CoinGecko

チャートは昨年半ばから現在まで継続的な買いが続き、減速の兆しは見られないことを示している。

トム・リーCEOは、ダボスでの世界的リーダーや政策立案者の議論を聞いた後、イーサリアムの将来に強い自信を示した。

「2016年、ダボスの話題はAIと第4次産業革命だった。以降10年、AIとデータセンターは大規模に普及し、各国は戦略を転換した。10年後の2026年、政策立案者や世界のリーダーがデジタル資産を未来の金融システムの中心と見る年となる。ラリー・フィンク氏が指摘したように、これはスマートブロックチェーンにとって好材料だ。イーサリアムはウォール街で最も利用され、最も信頼できるブロックチェーンであり、開始以来ダウンタイムはゼロである」とリーCEOは述べた

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さらにLookonchainが報告したところによれば、トム・リーCEOはBitMineを通じて、1日で20万9504ETH(約6億1000万ドル相当)を追加ステーキングした。BitMineのステーキングETH合計は221万8771ETH(約65億2000万ドル相当)となった。同社の総ETH保有量の52%超に相当する。

一方、バリデータキューのデータによれば、バリデータ参加のためのETHエントリーキューは過去最高を更新し、330万ETHを超えている。

イーサリアムのバリデータキュー 出典:ValidatorQueue

BeInCryptoの過去の報道によれば、ステーキングETH総額は3600万ETHを突破し、全供給量の30%を占める。現在エントリーキュー分も含めれば、この数字は間もなく4000万ETHに迫る可能性がある。

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アナリストはBitMineのETH価格への影響をどう予測するか

アナリストMilk Road氏は、BitMineという単一主体がイーサリアム流通供給量の約3.52%を支配していると指摘する。BitMineの戦略は単なる「買い持ち」に留まらない。大規模な蓄積と、ステーキングによる利回り獲得を組み合わせている。この規模の買いが継続的な需要を生み出し、ETHを上昇トレンドチャネル内に留めている。

ETH Upward Price Channel. Source: Milk Road
ETH上昇トレンドチャネル 出典:Milk Road

「このような機関投資家による蓄積こそが、ETHを上昇チャネル内に維持している。とりわけ重要なのは、マクロ的なショックで一時的にチャネル外に押し出された際、価格を再びそのチャネル内に引き戻す効果だ」とMilk Road氏は説明した。

オンチェーンデータもこの見方を裏付けている。現物市場でのETH供給は蓄積・ステーキング増加で減少しており、価格サポートが強まっている。

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しかしアナリストらは、過度な集中による大きなリスクも警告する。BitMineは2025年7月からETH購入を開始したが、その後、ETH価格は8月高値から40%超下落した。

BitMineの開示情報によれば、同社が保有するイーサリアム(ETH)の平均取得コストは1ETHあたり2,839ドルとされる。イーサリアムは2,900ドル近辺で推移しており、同社の利益幅はごくわずかで、下落基調が続けばすぐに損失へ転じる可能性が高い。

Seeking Alphaのアナリストは、イーサリアムへの過度な依存は極めて高いリスク要因となり、加えて潜在的な株式希薄化と重なることで、危険性がさらに増すと指摘する。

「経営陣は、発行可能株式数を5億株から500億株にまで増やす定款改定を株主に承認させようとしている。承認は即時の発行を意味しないものの、事実上、ほぼ無制限で新株を発行する権限を経営陣に与える」と、Seeking Alphaのアナリスト、RI Researchが語った。

最近の株主総会も物議を醸している。新たに就任したCEOとCFOは出席せず、予告されていたゲストスピーカーも登壇しなかった。さらに、ビットマインの主力であるブロックチェーン戦略とは無関係の、MrBeastのメディア事業への2億ドル投資も、経営陣の集中力や資本配分に対する疑問を招いている。

ビットマインの長期戦略の効果は依然として不透明。しかし、同社のイーサリアム保有比率が全供給量の5%に迫る中、ビットマインはイーサリアム価格の変動を左右する主要因となりつつある。投資家は、市場全体の動向とあわせて、同社の動静に注意を払う必要がある。

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