Twitter創設者ジャック・ドーシー氏が支援する分散型SNS「ブルースカイ」が7日、一般公開された。分散型ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)としての位置づけであるブルースカイは、イーロン・マスク氏のXの競合のマイクロブログプラットフォームの1つとされる。
You can now sign up for Bluesky without an invite! 🎉https://t.co/rUyMjYVEkt pic.twitter.com/PaT4Z6hJnu
— bluesky (@bluesky) February 6, 2024
2019年にドーシー氏がツイッター社内でブルースカイイニシアチブを始動。現在は当時と同じ経営陣でありながら、Xから独立して運営されている。一般公開前には約300万の登録があり、公開後24時間でユーザー数が400万を超えた。ブルースカイはTwitterに似ているが、分散型インフラ「AT Protocol」を基盤とし、オープンソースで開発者が自由にコードを追加できる。公式サイトではメールアドレス、パスワード、電話番号を設定することで誰でも無料で利用可能。ブラウザ版、iOS・Androidアプリがあり、日本語にも対応している。
投稿における入力可能な文字数は、Xが全角140文字・半角300文字(無課金)に対して、「ブルースカイ」では全角・半角問わず300文字が投稿できる。
ジェイ・グレイバーCEOは、分散型体制を取った利点として、複数の機能・アルゴリズム変更を並行して試すことを挙げた。同設計により、ユーザーは自身のソーシャルメディア体験をよりコントロールできるようになる。ブルースカイは公開後にカスタムアルゴリズムフィードに問題が発生したが、現在は正常に機能している。ブルースカイの技術チームメンバーであるポール・フラジー氏は、データベースの使用量が急増するとシステムが過負荷になると説明している。
分散型SNSをめぐっては分散型SNSプロトコル「Farcaster」が5日、アクティブユーザーが急増し最高値をを記録するなど、再度活況を見せている。
今後はオープンフェデレーションを実験的に導入し、情報の信頼性を担保する
ブルースカイは分散型でオープンソースのソーシャルネットワークであるが、他の分散型SNSとの相互運用性は確保されていない。ブルースカイは2月中にオープンフェデレーションの実験版を導入する計画を発表している。個々のユーザーや組織が独自のコンテンツモデレーションサービスを設計し、運用できるようになる。同機能では、ファクトチェック組織が特定の投稿に対して「真実ではない」「誤解を招く」などのラベルを付け、その情報を購読するユーザーに直接表示することを可能にする。
Follow us on:
X(Twitter):@BeInCryptoJapan
Telegramチャンネル:@BeInCrypto Japan オフィシャルチャンネル
免責事項 - Disclaimers
当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。