暗号資産(仮想通貨)バイナンスコイン(BNB)は13日、前日比7%以上の急反発を記録した。背景には、米国証券取引委員会(SEC)により提訴されていたバイナンス米国部門バイナンスUSが資産凍結を回避したことが挙げられる。
BNBコイン25%下落も、バイナンスUSは事業継続か
米SECは5日、バイナンスおよびバイナンスUS、さらにチャンポン・ジャオCEOを、未登録有価証券の提供を含む合計13の容疑で提訴した。直後にバイナンスおよびバイナンスUSの資産凍結を求める緊急動議も提出していた。
米連邦裁判所判事は13日、バイナンスUSと米SECは数十億ドルの顧客資金を保護する方法について「両者はそれほどかけ離れてはいない」と発言。取引所の閉鎖による投資家への二次被害を避ける方が望ましいことを示唆し、両者が妥協的な合意に向かうよう促した。
米SECによるバイナンスおよびコインベース提訴以降、暗号資産市場は全面安に。バイナンスコインはこの1週間で25%下落したものの、バイナンスUSは資産凍結ないし取引所閉鎖を回避し、事業継続に向けた道を探ることとなった。
BNBコイン、13日に7%の急反発|市場操作のFUDあり
13日、ツイッター界隈で 「5月27日以降、ビットコインおよびバイナンスコインの下振れを防ぐため、市場操作が行われている」というツイートが注目を集めた。同ツイートのインプレッションは125万回超を記録。ジャオ氏は14日に入り、バイナンスではビットコインもBNBコインも売却しておらず、一連の噂はFUD(暗号資産に関するネガティブな噂)だ」とツイート投稿し、この噂を否定した。
バイナンスコインは13日、前日比7%以上の急反発を記録。本稿執筆時点で250ドルに達している。

翻訳:BeInCrypto Japan
原文:SEC and Binance.US Work on Deal to Avoid Asset Freeze, BNB Pops 7%
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