トラスティッド

BNB価格が868ドルで記録更新 1000ドルへの進行は始まったのか

5分
投稿者 Lockridge Okoth
編集 Shota Oba

概要

  • BNBは新たな史上最高値$868を記録し、心理的な$1,000に近づいている。機関投資家の採用が増加しているためだ。
  • BNBのユーティリティはCeFi、DeFi、実世界の支払いに拡大し、市場での存在感を強化する大規模な機関投資が行われている。
  • テクニカル分析によれば、BNBはサポートを維持しつつ、$1,000への強い押し上げが示唆されている。市場の変動性の中で耐性を示している。
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BNBは過去最高値(ATH)である868.79ドルに到達し、心理的節目である1000ドルに迫っている。この上昇は、BNBが2017年のERC-20取引所トークンから、世界有数のパブリックブロックチェーンを支える国際的な金融資産へと進化したことを裏付けている。

BNB価格が868ドルを突破し過去最高値更新

BNBチェーンは公式投稿で、この記録は数年間の継続的な技術革新の成果だと強調した。

BNB Price Performance
BNBの価格推移 出典: TradingView

BNBは当初、バイナンス利用者に取引手数料の割引を提供するためイーサリアム上で発行され、2019年4月に独自チェーンへ移行した。現在では、中央集権型金融(CeFi)、分散型金融(DeFi)、現実世界での決済を組み合わせたハイブリッド型エコシステムを支えている。

バイナンスエコシステムにおけるBNBの活用は、取引手数料の割引、トークンセール参加、貸付利回り獲得、限定プロモーションなど多岐にわたる。

DeFi領域では、5000以上の分散型アプリケーション(dApps)がBNBを利用し、ステーキング、貸付、流動性再ステーキング、DEX手数料、ローンチプール参加に活用している。現実世界での利用も広がり、航空券・ホテル予約、小売決済、機関投資家向けオンチェーン金融などにも対応している。

BNBチェーンによれば、直近の著名な機関投資家による動きが採用拡大を後押ししており、CEAインダストリーズによる1億6000万ドル規模のBNB購入が米国最大の公開保有事例となっている。

さらに、140以上の機関が出資する5億ドル規模のBNB財務基金や、計画中の10億ドル規模のBNB取得資金調達のためナノラボが発行した5000万ドルの転換社債も存在する。

BNBはまた、xStocksのトークン化株式、Ondo FinanceによるTradFi資産展開、グローバル24時間市場など多様な事業を支えている。

スピードと規模で加速、BNBは1000ドル到達へ

ATH更新の背景にはチェーン性能の高さがある。BNBチェーンは0.75秒でブロック生成、1.875秒で確定、毎秒1億ガスの処理能力を備える。

これにより、半年間で1日平均1200万件超の取引と1650億ドル規模のDeFiスワップを実現。手数料は0.01〜0.03ドルと低廉で、マイクロペイメントや国際送金、アプリ内決済にも利用されている。

今後は、1ギガガス/秒、2万TPS超、150ミリ秒未満の取引確認を目指すスケーリング計画も進行中だ。これらの取り組みは、プライバシー機能を備えた即時グローバル決済の実現を目的としている。

市場アナリストはBNBの上昇基調を評価している。トレーダーのDaan Crypto Tradesは、BNBとトロン(TRX)が2025年、市場変動を超えて着実に価値を高めていると指摘した。

主要アルトコインが資本を引き寄せることで市場はより健全になると

アナリスト

技術アナリストも1000ドル突破が近いと見る。Crypto Kingは、BNBが4桁まで残り15%で、過去最高値865ドルを上抜けサポートを維持しており、次の上昇に向けて地盤が整っていると述べた。

BNBの時価総額は伝統的大企業を上回った。ナイキを超えたとの報道もあり、勢いが続けば次の節目は1200ドルとの見方もある。

BNB Price Performance
BNBの価格推移 出典: BeInCrypto

執筆時点で、BNBは865.90ドルで取引され、過去24時間で1.42%の上昇となっている。

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ロックリッジ・オコトはBeInCryptoのジャーナリストで、Coinbase、Binance、Tetherなどの著名な業界企業に焦点を当てている。同氏は、分散型金融(DeFi)、分散型物理インフラネットワーク(DePIN)、リアルワールドアセット(RWA)、GameFi、暗号通貨における規制動向など、幅広いトピックを扱っている。以前はInsideBitcoins、FXStreet、CoinGapeでビットコインやアルトコイン(Arbitrum、Polkadot、ポリゴン(MATIC)など)の市場分析、技術評価を担当。同氏はケニヤッタ大学で分子生物学の学士号を取得し、バークレー校の起業家センターで認定ブロックチェーン・ファンダメンタルズ・プロフェッショナルの資格を取得している。
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