コインベースのブライアン・アームストロングCEOは、生成AIのメガトレンドが暗号資産をより重要なものにすると述べた。
同氏は、今後AIエージェントが暗号資産ネットワーク最大の取引主体になると主張する。
AIはなぜ暗号資産の重要性を高めるのか
アームストロングCEOはXへの投稿で、「暗号資産業界の人々はAIに軸足を移すべきだ」との助言を否定した。この主張をゼロサム的な希少性思考と呼ぶ。
この投稿は、デジタル資産にとって試練の1年となる中で発信された。ビットコイン(BTC)は2026年に入り25%以上下落。本年6月には米国の現物型ETFが45億ドルの流出を記録した。この下落が暗号資産関連株や取引プラットフォームの活動にも波及している。
一方、AI関連株は逆のトレンドを示している。S&P500は本年約9%上昇し、AIセクターがその大部分を牽引している。
しかしアームストロングCEOは、競合関係への懸念を否定する。暗号資産を電気やインターネットになぞらえ、あらゆるテクノロジーの基盤インフラとして機能すると主張した。
「AIのメガトレンドは暗号資産から何も奪わない。むしろ暗号資産の重要性を高める」と同氏は記している。
アームストロングCEOは、自律型ソフトウェアが既存の金融システム内では機能しないと指摘する。AIエージェントは銀行口座を開設できず、送金に3日間も待てないという。
このため、リアルタイムでプログラム可能なマネーが必要であり、暗号資産ネットワークが最適だと指摘。フランクリン・テンプルトンも数日前に同様の見解を示した。同社のデジタル資産担当責任者サンディ・コール氏は、エージェンティックAIがブロックチェーン普及の牽引役だと述べている。
チャンポン・ジャオも1月に同様の予想を語った。バイナンス創業者の同氏は、ダボス会議のパネルでAIエージェントは暗号資産で決済すると発言した。
今年に入り、暗号資産業界の著名人はいずれも同じ見解にたどり着いている。利用実績が今後これに追いつくかが重要な注目点となる。
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