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ビットコイン、現物ETFは取引高100億ドル突破もBTC価格の先行きは不透明か

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ヘッドライン

  • ビットコインETFが取引開始から3日間で100億ドルの取引量を記録した
  • クリプトクアントのキ・ヨンジュCEOは、グレイスケールのウォレットから約8000BTCが流出し、現在58万7500BTCを保有していることを明かした
  • CryptoQuantのオンチェーンデータによると、ビットコインマイナーの売却活動が大幅に増加。過去24時間で約1万600BTC、約4億5580万ドル相当を売却した
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ブルームバーグ・シニアETFアナリストのエリック・バルチュナス氏17日、ビットコインETFが取引開始から3日間で100億ドルの取引量を記録したと明かした

同氏は「23年に立ち上げられた他の500ETFの合計取引量は同日4億5000万ドルにとどまり、最も取引量の多いETFでも4500万ドルだった。これらのETFの多くは数ヶ月間市場に存在しているが、その半数は当日の取引量が100万ドル未満であった。取引量の増加は、資金流入や時価総額の増加よりも難しく、市場で自然に形成される必要があるため、偽装は不可能である。取引量はETFの持続性にとって重要な要因となる」と主張した。

クリプトクアントのキ・ヨンジュCEOは、グレイスケールのウォレットから約8000BTCが流出し、現在58万7500BTCを保有していることを明かした。グレイスケールの動向の背景にはビットコインETFの手数料の価格競争や、ディスカウントがなくなったことが挙げられる。一方でブラックロックは18日現在、1万6362BTCを保有している。

業界の重鎮として知られるビットメックスのアーサー・ヘイズ元CEOは16日に投稿したブログで24年のビットコイン市場は、伝統金融システムとの統合が進む中で新たな局面を迎えていると指摘。ETFの承認は、ビットコインを更に主流の金融商品として位置づける一方で、伝統金融システムの内部にビットコインを取り込む動きとしても解釈されているとした。

同氏はビットコインの将来性に関しては、インフレや世界的な政治経済の不安定さが影響を与えると主張。同氏は、このような状況下でビットコインは、通貨としての信頼性や価値の保存手段としての役割を果たす可能性があるとし、ビットコインが持つ非中央集権的な特性は、国際的な金融市場での地位を強化する要因となりうるとした。

ビットコインの価格調整は終わっていない?

当社最高ニュース部門責任者のアリ・マーチン氏は17日、ビットコインマイナーらが売却を積極的に行っていると指摘。CryptoQuantのオンチェーンデータによると、ビットコインマイナーの売却活動が大幅に増加。過去24時間で約1万600BTC、約4億5580万ドル相当を売却したと明かした。

クリプトクアントのアナリストは、オンチェーンデータが短期トレーダーや投資家の売りが多いことを示しており、このような売り活動が価格が売り込まれた後も高止まりする可能性があると指摘。また、BeInCryptoへのコメントで、ビットコイン価格の底打ちは利益率がさらに0%を下回る必要がある可能性があると述べた。23年12月の短期保有者の含み益は48%だったが、最近の価格下落により16%に低下している。ビットコインは16日時点で長期保有者がビットコインの流通量の76.3%を占めている

一方、ビットコインは週足レベルでゴールデンクロスが観測され、暗号資産大手デリバティブ取引所のDeribitではビットコインの取引量が最高値を記録するなど好材料も見られた。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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