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ヴィタリック・ブテリン氏「DeFiの大半は虚構」真に重要な要素とは

09日 2月 2026年 06:45 JST
  • ブテリン氏は、真のDeFiは単に利回りを最適化するだけでなく、カウンターパーティリスクの分散が必要だと述べた。
  • USDCを用いた貸付戦略は、DeFiの本質である自己管理と分散化の原則に反する。
  • 過剰担保型アルゴリズムステーブルコインは、真に分散型金融の未来を示す存在である。
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イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏と暗号資産アナリストのc-node氏が、DeFi(分散型金融)の本質的な目的についての議論を再燃させている。

両氏は、急成長する業界に対し、優先すべき事項を再考するよう問いかけている。

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専門家が「真のDeFi」を巡り激論

専門家によれば、今日のDeFiブームの多くは表面的で、投機的な利益を追求するものが多く、真のDeFiインフラの発展には貢献していない問題がある。

「暗号資産でロングを持ちつつ、自己管理を維持したまま金融サービスへアクセスしたい場合を除き、DeFiを使う理由はない」とc-node氏は記した

同氏は、USDCをレンディングプロトコルに預けるような一般的な利回り獲得戦略を「カーゴカルト」と呼び、DeFiの成功を模倣しているだけで本来の理念は体現していないと示唆した。

さらに同氏は、非イーサリアム系のチェーンではイーサリアムのDeFiブームの再現は難しいと強調。初期のETH参加者は自己管理の理念に強く賛同していたが、新興のエコシステムは機関向けカストディアンを利用するベンチャーキャピタルが主導していると指摘した。

ブテリン氏の回答は、反論とともに「本物の」DeFiと見なせるものの枠組みを広げている。ロシア系カナダ人のイノベーターである同氏は、特に過剰担保型やカウンターパーティーリスクを分散化する設計のアルゴリズム型ステーブルコインが、本当に分散された仕組みであると主張した。

「流動性の99%がCDP保有者によるネガティブなアルゴドル(と他所でのポジティブなドル)で支えられている場合でも、カウンターパーティーリスクをマーケットメイカーに転嫁できる能力が大きな特徴である」とブテリン氏は記した

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DeFiの理念対立と分散型リスクへの動き

イーサリアム共同創設者の同氏はまた、USDCベースの戦略を批判し、中央集権型ステーブルコインをレンディングプロトコルに預けるだけでは、DeFiの条件を満たさないと指摘した。

技術的な定義を超えて、同氏は長期的なビジョンも示した。ドル建てシステムから離れ、分散型の担保構造による多様な勘定単位への移行を目指しているという。

この議論は、暗号資産業界内でのより深い理念的な分断を浮き彫りにしている。

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  • 一方では、DeFiを投機的な資本効率化の手段——自己管理を維持しつつポジションレバレッジや利回り獲得を行うツールとみる立場。
  • もう一方では、分散化とリスク分散によって世界の金融システムを変革する基盤的金融システムとみる立場がある。

議論のスレッドではこの緊張関係がさらに強調された。中央集権型資産によるDeFi利用でも仲介者が減り、システミックリスクが低減するとの指摘があった。

一方、c-node氏の純粋主義的立場に賛成し、市場の力が自己管理重視のプロトコルをハイブリッド型や法定通貨担保型よりも支持すると予想する意見も見られた。

この議論は、暗号資産イノベーションの次の段階を左右する可能性がある。理念的な初期参加者が牽引したイーサリアムのDeFi優位は、分散化より利便性を追求するベンチャー主導の他チェーンとは対照的である。

一方、ブテリン氏による過剰担保型アルゴリズムステーブルコインや多様なインデックス提唱は、現行のドルペグ構造を超える進化の可能性を示唆している。

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DeFiが2度目の10年目を迎える今、業界の関心はすでに利回りや流動性だけにとどまらない。

議論の焦点は、管理方法、分散性、リスク分散というDeFiの定義を形作る根本原則に向かっている。

これにより、DeFiが本当にトラディショナル・ファイナンス(TradFi)への代替となるのか、あるいは高度な暗号資産投機ツールの域に留まるのかといった問いが改めて浮上する。

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