カントール・フィッツジェラルドによれば、セキュリタイズ株は今後1年間でほぼ2倍に上昇する可能性があるという。同社は21.20ドルの目標株価を設定し、金曜日終値10.86ドルから95%の上昇余地があると示した。
カントールは月曜日にセキュリタイズのカバレッジを「オーバーウェイト」で開始した。株式やファンドをブロックチェーン上のトークンに変換する企業にウォール街で初めて推奨格付けを付与した格好。
39億ドル規模のスタート、319兆ドル市場で
アナリストのギャレス・ガチェッタ氏は、セキュリタイズを長い成長の起点にあると位置付ける。カントールは、現在オンチェーンに存在する資産は約39億ドルと推計しており、従来型の金融資産における総額319兆ドルのわずか0.01%に相当するとの見方。
「トークン化は、この1世紀で金融インフラが直面する最大の構造転換だ。セキュリタイズは、発行、登録、カストディ、流通、取引のすべてを1社で担う上場企業で、このライフサイクルの大部分をカバーする存在だ」とガチェッタ氏は述べた。
ガチェッタ氏はさらに、金融資産がオンチェーン化される流れになれば、その多くがセキュリタイズ経由となる可能性が高いとも指摘。独立系データもこの見方を支持しているが、規模感は今後の課題。
RWA.xyzによれば、セキュリタイズは配分済み資産額で最大のトークン化プラットフォームとなっており、規模は46億4000万ドル。オンドの36億3000万ドルを上回る。
同サイトは26のトークン化資産に1877名の保有者がいるとカウント。月間の移転総額は11億2000万ドルと、前月比で178%増となった。
上昇の発端はルール変更
カントールのレポートは、既に活発な動きが見られた銘柄に着目したもの。米証券取引委員会(SEC)は木曜日、一時的な命令を発出した。同規制当局は、特定の取引所が米国株式をトークン化して発行するための道筋を示した。
この決定を受け、株価は既に14%上昇していた。月曜日のレポート発表がさらに勢いを与え、終値は13.50ドルと前日比約24%高となり、時間外取引では13.96ドル付近で推移した。
この上昇により、推奨目標自体の上昇余地も一部縮小。月曜日の終値から算出すると、21.20ドルは約57%の上昇余地となる。セキュリタイズ株は年初来で19.89%高、直近4営業日で大幅に値を上げている。









