欧州でビットコイン財務戦略を進めるCapital Bは11日、Adam Back氏とTOBAMの支援を受け、私募増資で1520万ユーロ(約1780万ドル)を調達したと発表した。米上場企業を中心に拡大するビットコイン蓄積競争への対応を加速する。パリ上場の同社は1株0.66ユーロで新株を発行し、5月8日終値に対して1.51%上回る水準となった。各株式には4本のワラントが付与され、全て行使された場合、最大9910万ユーロを追加調達できる見通しである。
Capital B、新規調達でBTC3125枚取得を目指す
今回の資金調達に、既存事業で得られる資金を合わせることで、Capital BはBTC182枚を追加取得できる見通し。これにより、累計保有量はBTC3125枚となる可能性。
Capital Bは既に2024年4月末時点で約BTC2943枚を保有し、世界の企業によるビットコイン保有ランキングで上位25社に入る。2024年11月にビットコインスタンダードを導入し、株式発行を通じて保有を着実に拡大してきた。
各ABSAには、0.86ユーロの2026-03ワラントが2つ、1.12ユーロの2026-04ワラントが1つ、1.46ユーロの2026-05ワラントが1つ組み込まれる。ワラントが全行使された場合、新規発行株式数は9215万5376株となる。
アダム・バック氏、欧州トレジャリー戦略を強化
バック氏によるCapital Bへの投資は、わずか1週間で2回目となる。5月4日には、同氏はワラント110万ユーロ分を取得し、潜在的持分比率は約9.97%に上昇した。
ブロックストリーム創業者の同氏は、米国外のビットコイントレジャリー事業体への支持を強めている。以前にも、カンター・フィッツジェラルド系のビットコインスタンダード・トレジャリーにBTC3万枚を投じ、SPAC(特別目的買収会社)構造で約40億ドルの評価となった。
Capital Bは、株価の出来高加重平均が20営業日連続で該当ワラントの行使価格を30%上回った場合、ワラント早期行使の権利行使期間を設定できる。
この資金調達は、欧州上場企業が818,000枚超のBTCを保有したストラテジーの手法を模倣する動きを示すもの。Capital Bが1株当たりのビットコイン価値を希薄化させずに取得規模を拡大できるかが、今後の焦点となる。





