20日月曜日、中国の暗号資産(仮想通貨)価格は急上昇したが、その背景に中国人民銀行の流動性注入があったとの見方がなされている。
トロンの創設者であるジャスティン・サン(Justin Sun)氏を含む暗号資産業界のリーダーたちは、中国マネーが今後数ヶ月で新しい暗号資産の強気相場に火をつけることになると主張している。今日(20日)時点で、ネオ(Neo)、コンフラックス(Conflux)、フラミンゴ(Flamingo)等の中国系暗号資産は20%以上上昇している。
中国マネー主導の「ブルラン」というストーリーをもとに、先週、Twitterユーザーのowen氏が中国の暗号資産のウォッチリストを以下のように公開している。
香港は中国の実験場となる?
ジャスティン・サン氏は、香港を 「中国における暗号資産開発の実験場の1つ 」とみている。過去数ヶ月の間に、香港は暗号資産を促す方向にそのスタンスを変えてきている。また、香港のポール・チャン(Paul Chan)財政官は、香港をクリプトハブにするための取り組みにコミットしているとみられる。
2月20日、香港の規制当局も、リテーラーによる暗号資産取引を6月1日から可能にする手続きにかかる協議書(consultation paper)を発表した。
(こうした状況において)暗号資産コミュニティでは、中国本土が香港のように暗号資産に対するスタンスを軟化させるのではないかと、「ビッグパンプス 」への期待を抱いている。
中国人民銀行は920億ドルを市場に投入
ブルームバーグの記事によると、中国人民銀行(PBOC)はリバースレポを通じて6,320億元(約920億ドル)を市場に注入したとのことである。これは、1日の流動性注入としては最大規模となる。
(中国では)コロナウイルスに伴う制限から経済が再開されてから、ローン需要が流動性不足を引き起こしてきた。そのため、PBOCは流動性の低下を緩和するために資金注入の必要があった。アナリストは、中国の不動産セクターが苦戦し、輸出が弱体化しているため、PBOCがより積極的な緩和策を講じると予想している。
一方、暗号資産コミュニティは、中国の量的緩和が次のブルランを促進するのではと推測している。
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