トラスティッド

気候テクノロジー企業等がNVIDIA Earth-2を採用へ=気象予測と災害対策の正確性を向上

3分
投稿者 Shigeki Mori
編集 Shigeki Mori

概要

  • NVIDIAは、より正確な気象予測ソリューション開発を高速化する「Earth-2 気象解析向け NVIDIA Omniverse Blueprint」を発表
  • NVIDIA GPU アクセラレーション ライブラリ、フィジカル AI フレームワークなどリファレンス・ワークフローを提供する
  • 洪水リスク管理企業の JBA Risk Management、航空宇宙企業のOrora Tech、台湾中央気象局などが採用する
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NVIDIAは21日、より正確な気象予測ソリューション開発を高速化する「Earth-2 気象解析向け NVIDIA Omniverse Blueprint」を発表した。

「Earth-2気象解析向けNVIDIA Omniverse Blueprint」は、NVIDIA GPU アクセラレーション ライブラリ、フィジカル AI フレームワーク、開発ツール、マイクロサービスを含むリファレンス・ワークフローを提供し、企業による気象予報モデルのプロトタイプ作成から本番環境移行までをサポートする。

Earth-2 向けに簡単にデプロイ可能な NVIDIA NIM™ マイクロサービスが含まれており、ダウンスケーリングのための CorrDiff や、さまざまな気象、気候条件における大気力学を予測するための FourCastNetも搭載している。

NVIDIAの創業者/CEOジェンスン・フアン氏 は「異常気象や自然災害はかつてないほど増え、生命や財産を脅かしています。Earth-2 向けの NVIDIA Omniverse Blueprint は、世界中の産業が気候変動や気象災害に備え、それらのリスクを軽減するための手助けをします」と語った。

これらは気候テクノロジ企業、研究者、政府機関によって、異常気象から考察を導き出し、リスクを軽減するために使用されており、G42、JBA Risk Management、SpireといったAI企業での採用が見込まれている。

また、Earth-2を導入または検討している企業・団体には、3Dマッピング企業の Ecopia AI、空間分析を手掛ける ESRI、グリーン エナジーの企業である GLC Power、洪水リスク管理企業の JBA Risk Management、航空宇宙企業のOrora Tech、独自の宇宙データと気象情報を活用した世界有数のレジリエンス・プラットフォームTomorrow.io、台湾中央気象局、The Weather Companyなどがあるという。

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大阪府出身。日本では雑誌編集者、読売テレビ広報記者、豪州では日系メディア編集・記者などを経てフリーに。日本とオーストラリアで20年以上、ジャーナリスト、編集者、翻訳者、ウェブプロデューサーとして活動してきた。近年は暗号資産関連の記事の執筆や翻訳、コンテンツ・マネジメントを行っている。
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