暗号資産市場は先週の下落以降も持続的な圧力にさらされ、過去7日間で世界の市場時価総額は4%減少した。一方で、暗号資産関連株の一部は先週の取引をプラスで終えており、引き続き上昇が期待されている。反対に、市場全体の下落を反映して値を下げた銘柄もあった。
IRENリミテッド(IREN)
SponsoredIREN Limitedの株価は月曜日に23.12ドルで取引を終え、1日で7.89%上昇。主要インフラ更新の発表を受け、今週の注目銘柄となった。
同日、IRENはNVIDIA Blackwell B200 GPUを4,200台追加調達し、GPU保有台数を約8,500台に倍増したと発表。さらに、以前のGPU購入に関連して1億200万ドルを調達し、36か月のリース契約で高い1桁台の金利を設定。この資金調達により成長戦略、とりわけ追加GPU取得に必要な資本を確保する狙いだ。
本日のプレマーケットではIREN株は23.08ドルとわずかに下落。市場が開くと買いが戻り、24ドルを目指す可能性もある。
トークンのテクニカル分析と市場最新情報:詳細なインサイトは、編集者ハルシュ・ノタリヤによる日次ニュースレターにこちらからご登録ください。

逆に、需要が減少し続ける場合、株価は21.54ドルを下回る恐れがある。
ハット8(HUT)
Hut 8 Corp.は本日、米国内に4つの新サイトを開発する計画を発表。エネルギー集約型デジタルインフラ需要の増大に応える狙いで、稼働後は同社の容量が19サイト・2.5ギガワット以上に拡大する見込みだ。
しかし株価はプレマーケットで23.18ドルと、前日の終値23.45ドルから下落。市場が開いた後も売りが続けば、21.93ドルを目指す可能性がある。

一方で需要が増加すれば、HUTは23.89ドル付近の抵抗を再テストする展開もあり得る。
SponsoredMARAホールディングス株式会社(MARA)
MARA株は月曜日に15.40ドルで取引を終え、5.52%の下落。同社が欧州で大規模な拡張計画を発表した直後の下落だった。
MARAはフランス・パリに欧州本部を新設し、地域のエネルギーエコシステムにおけるプレゼンス強化を狙う戦略的な動きを見せた。
しかし株価は本日のプレマーケットで15.27ドルに下落。売りが続く場合、14.80ドルまでの下落が見込まれる。

一方で需要が急増すれば、15.50ドルを上回る可能性もある。