トラスティッド

米暗号資産関連株、8月第2週の有力銘柄3選

5分
投稿者 Abiodun Oladokun
編集 Shigeki Mori

概要

  • 株価の下落にもかかわらず、CleanSpark社は記録的な稼働ハッシュレートと2億ドルの収益で好調な四半期を報告した。
  • MARAは保有するBTCが5万を超え、採掘能力を拡大している。株価は一時下落したが、プレマーケットで回復した。
  • Hut 8は好調な業績、戦略的なビットコインの備蓄、そして大幅なエネルギー容量の拡大を報告した。
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暗号資産市場は先週の上昇基調を維持し、投資家心理の改善を背景に価格上昇が続いている。これに伴い、関連株の一部にも買いが集まり、相場の波に乗ろうとする動きが広がっている。

クリーンスパーク社 (CLSK)

CleanSparkは今週注目すべき暗号資産関連株の一つである。同社の株価は金曜日に6%下落し、10.07ドルで取引を終えた。この下落は、2025年6月30日に終了した四半期の強力な財務結果が8月7日に発表されたにもかかわらず発生した。

同社は、6月に50 EH/sの運用ハッシュレートに達し、アメリカのインフラのみでこれを達成した初の公開企業となり、史上最も成功した四半期を報告した。

また、その期間中に約2億ドルの収益を上げた。さらに、2024年11月以降、株式発行による資金調達を行わずに、ビットコインの保有額が10億ドルを超えた。

金曜日の下落にもかかわらず、CLSKは今週安定しており、今日のプレマーケット取引で勢いを増している。現在の価格は10.43ドルである。買いが続けば、株価は10.93ドルに向けて上昇する可能性がある。

CLSK Price Analysis.
CLSK価格分析 出典:TradingView

一方で、売り圧力が増すと、10.09ドルを下回る可能性がある。

MARAホールディングス株式会社(MARA)

MARA Holdingsの2025年7月のビットコイン生産とマイニングの更新は、今週トレーダーの注目を集めている。

世界のハッシュレートの回復とマイニング難易度の9%上昇により、月間でのブロック獲得数は2%減少したにもかかわらず、MARAのビットコイン保有量は7月に5万BTCを超え、世界で2番目に大きな公開取引されているビットコイン保有者となった。

同社は前月比で稼働ハッシュレートを3%増加させ、年後半にテキサスの風力発電所でデータセンターを稼働させる準備を進めている。

金曜日の最終取引セッションでは、MARAは15.38ドルで取引を終え、3.39%下落した。しかし、センチメントは改善しているようである。今日のプレマーケット取引では、株価は16.21ドルに上昇している。今週、買いの勢いが続けば、MARAの価格は16.84ドルに向けて上昇する可能性がある。

MARA Price Analysis.
MARA価格分析 出典:TradingView

一方で、株価は15.50ドルに向けて下落する可能性がある。

Hut 8 Corp. (HUT)

Hut 8 Corpは2025年第2四半期の強力な業績を8月7日に報告し、今週注目すべき株となっている。

その四半期中、同社は4130万ドルの収益、1億3750万ドルの純利益、2億2120万ドルの調整後EBITDAを計上した。2025年6月30日時点で、Hut 8は1020メガワット(MW)のエネルギー容量を管理し、約1万800MWの開発パイプラインと3100MWの排他的契約を有している。

同社はまた、約11億ドル相当の1万667枚のビットコインを戦略的に保有している。

金曜日の最終取引セッションでは、Hut 8は19.45ドルで取引を終え、2.85%下落した。しかし、今日のプレマーケット取引では、株価は20.30ドルに上昇している。買いの勢いが続けば、価格は21.93ドルに向けて上昇する可能性がある。

HUT Price Analysis
HUT価格分析 出典:TradingView

一方で、19.66ドルを下回るとさらなる弱さを示す可能性がある。

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アビオドゥン・オラドクンはBeInCryptoのテクニカルおよびオンチェーンアナリストで、同氏は分散型金融(DeFi)、リアルワールドアセット(RWA)、人工知能(AI)、分散型物理インフラネットワーク(DePIN)、レイヤー2、ミームコインなど、さまざまな分野の暗号通貨のマーケットレポートを専門としている。以前、同氏はAMBCryptoで、Messari、Santiment、DefiLlama、Duneなどのオンチェーン分析プラットフォームを活用し、様々なアルトコインの市場分析と技術的評価を行った。さらに、SixthSense DAOのリサーチアナリストとして、盗まれた資産の履歴を追跡するブロックチェーン・フォレンジック・ツールを開発した。同氏はイバダダン大学で法学部の学位を取得している。
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