主要ミームコインのドージコイン(DOGE)が横ばいトレンドを抜け出し、9月7日以来の新高値を記録。本稿執筆時点では0.2373ドルで取引され、直近2日間で+10%の上昇を見せている。
このブレイクアウトは、オンチェーン活動の活発化と利益確定の減少を背景に、保有者心理が改善していることを示している。
オンチェーン活動の増加がDOGEを押し上げ
今回の2桁上昇は、9月7日以降に見られたデイリーアクティブアドレスの急増と一致している。サンティメントのデータでは、DOGEのユニークアドレス数が過去2日間で+16%増加した。
Sponsoredアクティブアドレスの拡大は、取引参加者層の広がりを意味し、強い需要と流動性増を裏付ける。短期的な投機ではなく、オーガニック需要がラリーを支えている可能性が高い。
加えて、ネットワーク実現利益・損失(NPL)が縮小している点も注目だ。サンティメントによれば、この指標は246万を記録し減少傾向にある。これは利確売りが減少していることを示し、強気継続の追い風となる。
売却圧力が弱まることで保有期間が延び、即時供給が抑えられる。この行動がさらなる価格上昇の土台を作っている。
次の焦点:0.2557ドル突破か、0.2347ドル防衛か
DOGEが現在の勢いを維持すれば、次のターゲットは0.2557ドル。一方で反落すれば、直近サポートの0.2347ドルが試される。ここを割り込めば、0.2203ドルのブレイクアウトラインまで調整が拡大する可能性がある。
オンチェーン需要と売却圧力の減少が続く限り、DOGEは短期的に上昇シナリオを維持できると見られる。