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ドージコインを月に打ち上げ?|DOGE価格は0.1ドル狙う

4 mins
更新 Shota Oba

ヘッドライン

  • Astroboticは12月23日、同日打ち上げ予定のロケットで実物の暗号通貨(仮想通貨)ドージコイン(DOGE)を月に送る計画だ
  • 同プロジェクトでは「DHL MoonBox」サービスを通じて、ULAのヴァルカン・センタウルロケットで実物のドージコインが月へ運ばれる
  • 起業家のイーロン・マスク氏率いるSpaceXも22年、同様の計画を発表したが、実行を24年1月まで延期している
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月面探査車などの開発を行うAstroboticは12月23日、同日打ち上げ予定のロケットで”実物”の暗号通貨(仮想通貨)ドージコイン(DOGE)を月に送る計画だ。

同プロジェクトでは「DHL MoonBox」サービスを通じて、ULAのヴァルカン・センタウルロケットでドージコインの記念品を月に運ぶ予定。ドージコイン開発者によると、同プロジェクトは15年にドージコインコミュニティの資金調達された。

同サービスでは暗号通貨取引所BitMEXが提案したビットコインのオブジェも運ばれ、ビットコインマガジン委託のジェネシス・ブロックのコピーも含まれる。

起業家のイーロン・マスク氏率いるSpaceXも22年、同様の計画を発表。DOGEトークンで資金が提供された。ジオメトリック・エナジー・コープが委託し、DOGEで支払われた史上初の商業月面貨物とされたが、同計画は24年1月に延期されている。

ドージコインコミュニティ「Own The Doge」と千葉県佐倉市は2日、ドージコインのモデルとなった柴犬「かぼす」の18才の誕生日の祝賀会「Doge day」を開催した。同イベントは11月2日を「国際ドージデー」とする声明を行なった。国際ドージデーはNational Day Calendarに登録されている。設置された銅像はドージコイン財団のOwn the Dogeとのパートナーシップからなる寄付によって設立された。同イベントの様子はドキュメンタリー映画化される予定だ。

DOGE、0.1ドルへの続伸をねらう

本稿執筆時点のDOGE価格は0.08246ドルで、前日比7.39%増となっている。コインマーケットキャップの「クジラ保有率」によると、45.29%のDOGEホルダーがクジラ(大口投資家)となっている。当社オン・チェーンアナリスト、イブラハム・アジバデ氏は、「8日にドージコインの取引数は3ヶ月のピーク307,810に達し、価格低下にも関わらず過去10日間で10万件以上の取引を継続して記録した。取引数増加は、DOGEが安定した需要を保っていることを示し、レンジからの脱出は時間の問題である」との見解を示した。

同氏はIntoTheBlockのGIOMデータを引き合いに、38万5090人が平均0.07ドルで52.3億DOGEを保有しており、これらのホルダーが引き続き保持すれば短期での価格反発が予想されるとした。一方で弱気派が優勢となれば、価格は0.06ドルに下落する可能性があるみている。

加えてドージコインが0.1ドルを超える場合、強気派が市場を牽引する可能性があり、最低価格0.081ドルで18.01億DOGEを購入した。このことから同氏は、26万6430人のホルダーが売り圧を引き起こす可能性があり、0.081ドルのレジスタンスを突破すれば、DOGEの0.1ドルへの続伸が見込まれるとの見方を示した。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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