イーロン・マスク氏は13日、AI関連の新企業「xAI」を設立した。xAI社の公式サイトによると、同社はマスク氏が手掛けるSNSアプリTwitterやテスラ社とは別の組織だが、将来的な提携を予定しているという。マスク氏はxAI社の目標を「現実を理解すること」と説明しており、事業内容の詳細について、現時点で公表していない。
なお、公式サイト上でチームメンバーを紹介しており、グーグル、マイクロソフトなど大手テック企業のAI研究部門やOpenAI、DeepMindなどAI企業の元従業員が含まれている。xAI社は14日、ツイッター上で質問会を開催するとしている。
マスク氏は今回のxAI設立に伴い、テスラ（電気自動車）、スペースX（宇宙事業）、X Corp.（Twitter）、ニューラリンク（脳デバイス）、ボーリング・カンパニー（トンネル掘削）、xAI（AI技術）と6分野で企業経営を手掛けることとなった。マスク氏は2015年に設立されたOpenAI社の共同創業者でもあり、当時の人脈やノウハウがxAIの事業運営にも活用されると思われる。
なお、マスク氏が好んでいることで知られるドージコイン（DOGE）について、xAI社の設立に伴う大きな値動きは見られない。本稿執筆時点の取引価格は現在、前日比0.81％減の0.06485ドル。
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