エテナのネイティブトークンENAは過去24時間で約3%下落した。足元では市場全体に弱気のムードが広がっており、ENAの反落もその影響を受けた格好だ。
直近では大幅な上昇を記録していたが、ここに来て売り圧力が強まりつつあり、トレーダーの間では一段の下落を警戒する声も出ている。
ENA、売り優勢に転換=市場心理に変化
ENA/ドルの日足チャートによれば、市場心理は弱気に傾きつつある。バランス・オブ・パワー(BoP)と呼ばれる指標はマイナス圏に入り、売り圧力が買い需要を上回っていることを示している。
本稿執筆時点のBoPは-0.38と、明確なネガティブバイアスを示しており、足元の相場環境が買い手にとって不利に働いていることがうかがえる。
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BoPは市場における買い手と売り手の力を測定し、一定期間において強気派か弱気派のどちらが支配しているかを示す。BoPがマイナスであることは、売り圧力が支配しており、買いの試みがあっても価格が下がっていることを意味する。
ENAに関しては、弱気派が勢いをつかんでいることを確認しており、さらなる下落の可能性が高まっている。
さらに、ENAのデリバティブ市場全体でのネガティブな資金調達率は、ショートポジションが支配的であることを示しており、弱気な見通しを強化している。本稿執筆時点で、これは-0.0157である。

資金調達率は、契約価格を現物市場に合わせるために、永久先物契約のトレーダー間で交換される定期的な支払いである。資金調達率がマイナスの場合、ショートセラーがロングトレーダーに支払っており、市場参加者の大半が価格の下落を予想していることを示している。
ENAに関しては、ネガティブな資金調達率がデリバティブ市場での弱気なセンチメントを強調しており、さらなる損失の期待を高めている。
次は0.41ドルまたは0.64ドルか
本稿執筆時点で、ENAは0.5637ドルで取引されており、0.4832ドルで形成されたサポートラインの上に位置している。需要がさらに減少すれば、強気派はこの価格水準を守るのに苦労し、0.4140ドルへのさらなる下落を招く可能性がある。

一方で、買い活動が再開すれば、0.6451ドルへの急騰を引き起こす可能性がある。
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