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イーサリアム強気派後退 5000ドルの夢が消え4063ドルが視野に

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Shota Oba

18日 8月 2025年 21:30 JST
Trusted-確かな情報源
  • イーサリアムは5日間で10%下落し、回復失敗が利益確定売りと売り圧力を高めた。
  • ETHのロング/ショート比率が0.90で、MACDクロスオーバーが売り手の優勢を示しているため、弱気のシグナルが現れている。
  • 価格は$4,063または$3,491まで下落するリスクがあるが、ETHが$4,793の抵抗を突破すれば強気派が勢いを取り戻す可能性がある。
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イーサリアム(ETH)は、8月13日に過去最高値を再び試みたものの失敗して以降、下落基調を強めている。利益確定の動きが広がる中で売り圧力が増し、ETH価格は直近5日間で10%下落。今後も下げが続くとの見方が強まっている。

イーサリアムの弱気派が主導権を握る

ETHのロング/ショート比率は30日ぶりの安値水準に落ち込み、投資家の慎重姿勢と強気センチメントの後退を反映している。本稿執筆時点で、この比率は0.90となっている。

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ETH Long/Short Ratio
ETHロング/ショート比率 出典:Coinglass

この比率は市場におけるロングポジションとショートポジションの比率を示す。1を上回ればロングが優勢で価格上昇期待が強いことを意味する。

一方、ETHのように1を下回ると、多くの投資家が下落を見込んでいることを示す。先物市場でも弱気ムードが広がっている。

さらに、ETHの移動平均収束拡散(MACD)がネガティブクロスを形成し、売り優勢が強まっていることを示す。本稿執筆時点でMACDライン(青)はシグナルライン(オレンジ)の下にある。

ETH MACD.
ETH MACD 出典:TradingView

MACDは価格トレンドとモメンタムを示すテクニカル指標で、ラインのクロスオーバーは売買シグナルとされる。MACDラインがシグナルを下回れば弱気シグナルとなり、下げ圧力が強まっていることを示唆する。

今回のネガティブクロスは、ETHが引き続き売り圧力にさらされ、4000ドル近辺のサポートを試す可能性を高めている。

ETH価格が重要な試練に直面

執筆時点でETHは4224ドルで取引されている。売りが続けば、まず4063ドルを試し、維持できなければ3491ドルまで下落するリスクがある。

ETH Price Analysis
ETH価格分析 出典:TradingView

一方で新規需要が流入すれば、価格は4793ドルまで戻り、突破できれば過去最高値4869ドルに向けたラリーを再開する可能性も残されている。

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