トラスティッド

ETH/BTCが重要な水準に接近 イーサリアムは再びビットコインを上回るか

5分
投稿者 Linh Bùi
編集 Shota Oba

概要

  • ETH/BTC比率は0.382フィボナッチリトレースメントの重要な抵抗に近づいており、1年間の安値からの強気なブレイクアウトの可能性を示唆している。
  • ビットコインのドミナンスが62%で重要な転換点となっている。下降すればアルトシーズンを引き起こす可能性があり、上昇すればETHの勢いを抑える可能性がある。
  • アナリストはETHの目標を$5,700から$16,000と予測しているが、2026年までに新たなATHが達成される確率は54%にとどまっているため、現在の市場感は慎重である。
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イーサリアム(ETH)は3700ドル台まで反発し、再び注目を集めている。一方で、ビットコイン(BTC)は11万4000ドル付近で足踏み状態が続いている。ETH/BTCの為替レートは現在、重要な局面を迎えている。ビットコインのドミナンス(市場占有率)が弱含む中、現在の抵抗帯を突破できれば、イーサリアムは新たな成長フェーズに移行する可能性がある。

ETH/BTC上昇

ETH/BTCの比率は現在0.03059となっている。この水準は過去1年間にわたり底値圏で変動してきた範囲に位置しており、現在は技術的な抵抗ラインに接近している。こうした低値に達するたびに反発する傾向は、これまで周期的に見られてきた。

SNS「X」上の分析では、ETH/BTCは現在、0.382のフィボナッチ・リトレースメント水準に近づいており、これはテクニカル・トレーダーにとってトレンド転換のシグナルとして重視されるポイントとされる。

一方で、別のアナリストは、ETH/BTCの現在の市場構造を「非常に強気」と評価している。

ただし、イーサリアムがレンジ相場を脱するためには、もう一つの重要指標であるビットコインのドミナンス(BTC.D)の動向にも注視する必要がある。トレーダーのMerlijnによれば、BTC.Dはすでに軟化し始めており、流動性がイーサリアムを含むアルトコイン市場へと移行しつつあるという。

BTC.Dが下落し、ETH/BTCが上昇に転じれば、本格的なアルトコインシーズンの到来を示唆する
― X上のアナリスト

もっとも、現在のBTC.Dは62%台に位置しており、この水準は非常に微妙な分岐点となっている。アナリストのDaanは、この閾値を上回れば、再び市場がビットコイン優位に傾く可能性があると警鐘を鳴らした。その場合、ETHは引き続き相対的に冴えない値動きとなる可能性がある。

ETH/BTCとBTC.Dの相関関係。出典:Daan on X
ビットコインのドミナンスチャート 出典: Daan on X

楽観的な予測と注意

現在の市況において、著名アナリストのトーマス・リー氏は、ETH/BTCが2021年の高値(約0.08837)を回復すれば、イーサリアムは1万6000ドルに到達する可能性があると示唆した。ただし、これは長期的な価格予測と見られる。

一方、BitMine BMNRは、ETH/BTCが2024年8月時点の比率(約0.050)を維持した場合、現在のビットコイン価格に基づけば、イーサリアムは約5700ドルに達する可能性があるとの見解を述べた

ETHは現在、極めて魅力的なリスク・リワードを提供している
― BitMine BMNR

ETHに対して強気な見通しが相次ぐ中でも、市場は全体として比較的落ち着いた状態が続いている。Polymarketのデータによれば、イーサリアムが2026年までに過去最高値(ATH)を更新する確率は54%と見積もられている。

現在、ETHは3700ドル前後で推移している。2021年11月に記録したATHを上回るためには、約25%の価格上昇が必要となる。

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