イーサリアムネットワークでのユーザー活動は減少し続けており、レイヤー1(L1)ブロックチェーンの需要が弱まっていることを示している。
日曜日には、日次アクティブアドレス数と新しいウォレットの作成数が今年の最低水準に落ち込み、オンチェーンエンゲージメントの急激な低下を浮き彫りにした。
イーサリアムネットワーク活動、年初来安値に急落=インフレリスク増大
Glassnodeによれば、ETH取引に関与する日次アクティブアドレス数は、16日に年初来最低の361078に急落した。

この減少はユーザーエンゲージメントの低下とオンチェーン活動の減少を示している。これにより取引手数料が低下し、ETHのバーン量が減少し、資産がよりインフレ的になる。
この傾向が続けば、投資家の信頼が低下し、ネットワークの採用が減少し、ETHの価格に下方圧力がかかる可能性がある。
さらに、イーサリアムネットワークへの新たな需要も減少している。Glassnodeによれば、ETHを取引するために作成された新しいウォレットの数は16日、86539アドレスとなり、年初以来の最低日次数を記録した。

ネットワーク参加の減少はETHのインフレ圧力を強めており、総流通供給量は1億2000万ETHを超えている。過去30日間で、71172ETHが現在の市場価格で1億3500万ドル以上の価値でコインの流通供給に追加された。

オンチェーンでの取引やインタラクションが減少しているため、増加する供給を吸収する需要の欠如がETHの価格に下方圧力をかけている。
ETH、売られ過ぎ水準に接近=アルトコインの今後は?
イーサリアムネットワークでの活動の減少は、最近の数週間でアルトコインの需要に影響を与え、価格の下落を招いた。ETHは現在1898ドルで取引されており、過去1か月で30%の価格下落を記録している。
日次チャートで観察されるETHの相対力指数(RSI)の下降トレンドは、市場参加者間の買い圧力の弱まりを示している。本稿執筆時点で、このモメンタム指標は34.70である。
RSI指標は資産の売られ過ぎと買われ過ぎの市場状況を測定する。0から100の範囲で、70を超える値は資産が買われ過ぎであり、下落が予想されることを示す。逆に、30未満の値は資産が売られ過ぎであり、反発が見込まれることを示す。
34.70でのETHのRSIは、顕著な売り圧力を示している。これは、コインが売られ過ぎとなり、ポジティブな修正を目撃する前に、さらなる価格下落の余地があることを示唆している。
この価格下落が続く場合、ETHは1758ドルに急落するリスクがある。

一方で、需要が高まれば、ETHの価格は1924ドルを超えて2224ドルに向かう可能性がある。
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