イーサリアムのコア開発者たちは、先日のゴエリ(Goerli)テストネットに続き、メインネットの上海ハードフォーク(イーサリアムの大型アップグレード)を4月12日に実行する。
イーサリアム開発者のティム・ベイコ(Tim Beiko)氏は、エクセキューション・レイヤー・ミーティング156(Execution Layer Meeting 156)のライブ配信で、上海ハードフォーク【シャペラ(Shapella)とも呼ばれる】の実行日を発表した。担当チームは、ギットハブ(GitHub)での開発者投票を終えた後、エポック620,9536で上海(ハードフォーク)を(イーサリアムの)メインネットで実行する予定。
テストネットでは関心が低かった上海ハードフォーク
15日の水曜日、ゴエリテストネットは永久分岐(hard forked)されたが、開発者の参加は少なかった。上記ベイコ氏はTwitterに「ETHが無価値であることを考えると、バリデータにとっては運用/監視するインセンティブが低い 」と記している。
ベイコ氏は、ゴエリテストネットとは異なり、メインネットの実行はスムーズに進むと考えている。同氏は、テストネットのノードは 「おそらくメインネットのノードよりも少ないリソースで運用されている 」と説明している。
(他方イーサリアムの)アップグレードで様々な遅れが出ていることに、不満を抱いているユーザーもいる。
上海ハードフォークは、ビーコンチェーン(Beacon Chain:イーサリアム2.0のブロックチェーン)から、ステークされたイーサリアム(ETH)をアンロック(ロック解除)できるため、ユーザーには救いとなる。イーサリアムは昨年マージを行い、プルーフ・オブ・ワーク(POW)からプルーフ・オブ・ステーク(POS)のコンセンサスメカニズムに移行したが、上海ハードフォークはそれ以来の最大のアップグレードの1つとなる。
同アップグレードにより、現在の供給量の14%を占める1600万ETH以上がアンロックされることになる。
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