暗号資産系スーパーPACのFairshakeが、元オハイオ州上院議員シャロード・ブラウン氏に対し、3,000万ドル規模の広告キャンペーンを開始した。この動きはCLARITY法案が上院で否決されてから1週間後のこと。
ブラウン氏は2024年に失った議席の奪還を目指す民主党候補。Fairshakeは今後も下院・上院選での支出を続ける方針で、両党候補への支援も含まれるという。
Fairshake、再び“おなじみ”の標的へ
上院はデジタル資産市場CLARITY法案を9月15日に進展させることに失敗した。手続き上の採決は49対50で可決に必要な60票に届かなかった。
この結果は業界にとって大きな後退であった。暗号資産業界が出資するスーパーPACのFairshakeは、中間選挙を前に民主党候補への対抗策として資金を投入している。
ブラウン氏へのオハイオ州でのキャンペーンもその一例。これまでも同氏は業界の資金の標的となってきた。
同氏は上院銀行委員会の民主党幹部であり、Fairshakeは2024年にも4,100万ドルを投じて広告展開を行った。
ブラウン氏は11月に議席を失った。共和党側は、候補者が勝利した理由の1つに暗号資産業界からの資金流入を挙げている。
トレーダーは11月の優位を民主党に
Fairshakeは火曜日からブラウン氏を狙った広告やダイレクトメールでキャンペーンを開始する。ニューヨーク・タイムズ紙は、これを「中間選挙で業界最強の攻勢」と評した。
ブラウン氏の対立候補はオハイオ州の共和党上院議員ジョン・ヒューステッド氏。同議席は今年の議会掌握争いで最重要区の1つ。
なお、このスーパーPACと関連2団体は、連邦登録によれば資金1億2,040万ドルを保有。Fairshakeは今選挙サイクルで下院予備選にも6,800万ドル超を投入済みとのこと(タイムズ報道)。
Fairshakeは自身を「超党派」と称し、2024年も一部民主党候補を支援。ただし今年の本選では共和党寄りの支出が見込まれている。
こうした資金流入の一方で、予測市場では全米的に共和党への風向きが悪化。Polymarket上では民主党が下院獲得確率93%、上院65%と見積もられ、共和党はそれぞれ7%、36%に沈む。
オハイオ州でも流れは同様。Polymarketの米市場ではブラウン氏61%、ヒューステッド氏40%とされ、グローバル市場では55%対46%とやや接戦。
世論調査も変化している。トランプ氏の支持率はロイター/イプソスの調査で 過去最低の32%まで低下。オハイオ州では3,000万ドルを投じても業界の思惑通りの結果となるかが試される。
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