エヌビディアは、ピク郡(オハイオ州)の新たなOpenAIデータセンターキャンパスに対し、最大1050億ドルの条件付リース債務保証を提供することで合意した。証券報告書で明らかになった。
この保証は、初期段階で4.25 ギガワット分の情報技術用コンピュートキャパシティ(サーバーに供給される電力量の指標)を対象とし、さらに3.75 ギガワット分のオプションも設定している。
エヌビディアが融資ではなくリース保証を選んだ理由
SBエナジーはピク郡でPORTS-Pikeテクノロジーキャンパスを建設、所有、運営し、OpenAIに20年のリース契約で貸与する。エヌビディアは複数の残存価値保証に署名し、およそ4.25ギガワット分のIT負荷をカバーする。
OpenAIが債務不履行や家賃の支払いを停止した場合、エヌビディアが、SBエナジーが再度賃貸や売却で回収できた金額との差額(保証された最低リース額との差)を補填する。証券報告書はこう指摘している。
OpenAIは、エヌビディアが実際に貸主へ支払った金額について弁済することに同意している。また、この保証はOpenAIが十分な信用格付けを獲得すれば終了する。
この終了条項が狙いを物語る。OpenAIの信用力が単独でリース契約を支えられる水準に達すると、保証は失効する仕組みだ。
エヌビディア、SBエナジーに15億ドルを投資
エヌビディアはまず4.25ギガワット分の権利を確保し、残り3.75ギガワットについても単独裁量でオプションを保持する。設備稼働は2028年から段階的に始まる見込み。
OpenAIはこの拠点でエヌビディアのフルスタックDSXプラットフォームを稼働し、エヌビディアはここで唯一のコンピュート提供者となる。
SBエナジーとソフトバンクは新たに最低100ギガワットの発電所を建設し、AEPオハイオとともに地域送電網インフラに少なくとも42億ドルを投資する。エヌビディアは、別途SBエナジーに15億ドルの投資も行う。
エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは、AIをインフラと位置付け、用地・電力・設備容量をスケールアップのため不可欠と述べた。
「NVIDIAのコンピュート向けに長期間利用可能なインフラを確保し、OpenAIが繰り返しアップグレード可能な、より高い知能と優れた経済性を備えた最先端のAIファクトリーを展開できるようにする」と同氏は語った。
この保証は、エヌビディアが8月10日に、AIコンピュート向けサードパーティ資本の動員を目的として6社のアセットマネージャーとファイナンスプラットフォームを設立し、5000億ドル超の資金動員を目指すと発表した流れに続くもの。
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