FTX JPが本日2月21日正午より顧客の資金がLiquid Japanを介して出金可能になることを発表
昨日2月20日の夜に経営破綻したFTXの日本法人であるFTX Japanの発表によると、法定通貨の出金および暗号資産の出庫サービス(を、2023年2月21日正午(日本時間)より再開することを明らかにした。
出金、出庫サービスに関してはLiquid Japanを通じて提供されるという。FTX Japanの口座に資産を預けている顧客は、出金にあたり、FTX Japan口座の資産残高の確認の上、Liquid Japan口座の開設およびに確認とLiquid Japan口座への移管の手続きが必要となるそうだ。
なお出金、出庫サービス再開に際しては、顧客からの依頼が集中することにより、FTXJP側の処理に時間がかかる可能性があることも発表によって示唆されている。
20日時点でのFTXJPの資金管理状況
昨日の出金再開のお知らせの後に新たな資産の管理状況が発表された。発表では以前と変わらず、顧客から預かっている資産については法令に則り、暗号資産はFTX JPのコールドウォレットにて、そして法定通貨は日本の信託口座にて、分別管理を行っていることを発表。20日時点での資金管理状況は以下の通りとなっている。
暗号資産の管理状況
円換算額の計算には「CoinMarketCap」の価格情報を参考とする。
法定通貨の管理状況
米ドルの預かり残高については、資金決済法と金融商品取引法それぞれの預かり残高に換算レートを適用した円相当額(1円未満は切り上げ)を信託することにより、分別管理を実施しているとのことだ。
顧客の資金を宣言通りに保管できているかが焦点となる
FTX JPによる資金決済法などに基づき、自社と利用者の資産の分別管理によってFTX JPが顧客の資産を出金可能となった場合、日本の暗号資産に対する規制がいかに安全性の高いものであるかを証明する機会となりうるだろう。
一方で、Twitter上では複数のユーザーがFTX JPからの残高照会のメールが届いていなく出金処理を始められないという事例や、残高照会をするも提供されていたサービスによっては米国法人よって管理されていたため、出金されるべき資産が一歳照会されないという事例も出ている。こういったユーザーからの声に対応できるのかということが今後の焦点になるだろう。
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