GMOインターネットグループ傘下のコーポレートベンチャーキャピタルであるGMO AI&Web3は、3月24日付で「GMO AI & Crypto」へ社名を変更する。暗号資産業界が投機的段階から実用段階へ移行する中、同社は実世界での価値創出に注力する企業への長期支援を明確化する。投資対象にはロボティクス分野も新たに追加し、産業の持続的発展を支援する方針だ。
暗号資産業界の構造変化に対応
GMO AI&Web3は3月開催予定の定時株主総会での決議を経て、社名変更を実施する。同社は暗号資産業界が投機的なブームを経て、具体的なユースケースを実社会に実装する段階に入ったと分析している。日本円ステーブルコインの実証実験や、規制整備を前提とした機関投資家の参入など、次の成長に向けた基盤づくりが進展している現状を踏まえた戦略転換である。
Sponsored社名変更の背景には、暗号資産を一過性のトレンドではなく、実装と継続性のある産業として支えていく意図がある。同社は暗号資産企業への継続的支援を明確に打ち出すため、「Web3」という包括的な表現から「Crypto」という具体的な表現へ変更する。
グループ資産を活用したハンズオン支援
GMO AI&Web3は、AI・暗号資産ベンチャー支援に特化したハンズオン型コーポレートベンチャーキャピタルとして事業を展開してきた。GMOインターネットグループが培ってきたサーバー・金融などインフラ領域の知見を活かし、実世界に価値を提供する企業へ長期的に投資・支援していく方針を明確にする。
代表取締役社長の内田朋宏氏が率いる同社は、グループ各種サービスを提供し、中長期の成長支援を通じて産業の持続的な発展に貢献する姿勢を示している。ハンズオン型の投資スタイルにより、単なる資金提供にとどまらず、事業運営面での実務的な支援も展開する計画だ。
ロボティクス分野へ投資対象を拡大
社名変更と同時に、GMO AI & Cryptoは投資対象領域を拡大する。新たにロボティクス分野を加え、実世界の価値創出に直結する領域への投資を強化する。この動きは、GMOインターネットグループ全体がロボティクス分野を強化する戦略と連動している。
AI、暗号資産、ロボティクスという3つの柱により、同社は次世代テクノロジー企業への総合的な支援体制を構築する。投資先企業に対しては、GMOグループが持つインフラ基盤や金融サービスなどの経営資源を活用し、事業拡大を後押しする。所在地は東京都渋谷区桜丘町26番1号セルリアンタワーで、変更はない。