GoogleやSNSで「暗号資産の買い方」というキーワードで検索数が急増していることが20日、わかった。トランプ米大統領が20日(現地時間)が発行した公式ミームコイン「Official Trump(TRUMP)」が急騰したことが要因とみられる。
Googleトレンドによれば「how to buy crypto(暗号資産の買い方)」というキーワード検索が、同大統領就任前の19日に100スコアを記録したほか、「how to buy $trump($TRUMPの買い方)」というキーワードが同日、100スコアを記録した。この傾向は、日本国内でも同じく100スコアを記録した。
この検索クエリは、過去5年間においても過去最大の検索数となっている。
先週末には、トランプ大統領の妻・メラニアさんのミームコイン「MELANIA」を発表し、数時間で、MELANIAは80億ドルを超える評価額に達するなど金融業界の歴史においても極めて稀な現象が起きている。
ただし、Googleトレンドでは同日以降の検索数の急落を示唆している。
事実、TRUMPおよびMELANIAの価格は21日午前8:30時点で急落しており、特にMELANIAは約40%減のトップルーザー(上位下げ幅)コインとなった。
BeInCryptoのアナリストはこの現象について「買われ過ぎ」と指摘。
TRUMP/USDの日足チャートの評価では、ミームコインが買われすぎであり、今後数日で価格の下落が予想されます。これは、相対力指数(RSI)が本稿執筆時点で98.59であることに反映されています。
この指標は、資産の買われすぎと売られすぎの市場状況を測定します。0から100の範囲で、70以上の値は資産が買われすぎで修正が必要であることを示します。
また、米メディアnfteveningは21日、同ミームコインの保有者の42%が「暗号資産に初めて投資した初心者」という調査結果を報告している。
同調査によれば、「55%がトランプ氏は暗号資産市場を操作している」とし、「75%がTRUMPは暗号資産業界にとって悪い影響を与える」としている。
とはいえ、暗号資産市場全体を見れば、このトランプ現象を受けて、ビットコインが過去最高の10万9000ドル台に急騰し、トータル時価総額も3.7兆ドル規模と、金融資産としては株や金をも凌ぐ印象を与え続けている。
米国史上初の「暗号資産推進派」として就任したばかりのトランプ大統領。今後、暗号資産業界にどのような辣腕を振るってくるのか、市場にどのような影響を与えるのかについて機関投資家を含め、多くの投資家が注目している。
なお、「暗号資産TRUMPの買い方」については本サイトで購入方法やそのリスクについて紹介しているので参考にされたい。
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