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グレースケールがIPO申請=デジタル資産運用でウォール街に新局面

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編集:
Shigeki Mori

14日 11月 2025年 08:38 JST
Trusted-確かな情報源
  • Grayscale社は、SECに機密IPO草案を提出したと確認した。
  • 上場は市場状況により、2025年末か2026年初めになる可能性がある。
  • 評価額、株式構造、取引所の選択などの重要な詳細は未発表である。
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デジタル資産運用大手のグレースケール・インベストメンツが米国で新規株式公開(IPO)を申請した。暗号資産に根ざす資産運用会社としては、今年のウォール街で最も注目度の高い動きの1つとなる。

同社は11月13日、米証券取引委員会(SEC)に対し、非公開でIPOの仮目論見書を提出したと明らかにした。

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グレースケールのIPO、2025年の暗号資産企業の共通傾向を示す

この提出は、グレースケールの非公開所有から上場へ移行する意図を示すものだ。

同社は複数の投資信託やETFを通じて数百億ドルの暗号資産を管理しており、その中には主力商品であるビットコインも含まれている。この上場は市場の状況と規制当局の承認に依存すると述べた。

この動きは、グレースケールが7月に秘密裏にS-1の草案を初めて提出した後、数カ月にわたる憶測の後に続いた。同社はその時点でタイムラインを明かしていなかったが、今日の確認は計画が加速していることを示唆している。市場アナリストは、最も早い上場のタイミングは2025年末から2026年初頭になると見込んでいる。

業界アナリストの推定では評価額は300億ドルから330億ドルに及ぶ。

このIPOは、暗号資産運用会社にとってより好ましい米国の規制環境を反映している。グレースケールのビットコイントラストの現物ETFへの変換は、機関投資家の流入を促進し、その公開市場での存在感を強化した。同社はその勢いを活用する立場にあるようだ。

それでも、依然として大きなハードルが残っている。デジタルカレンシーグループを通じた親会社の影響は、申請が進むにつれて投資家のセンチメントに影響を与える可能性がある。

今日のニュースは、ジェミニ、サークル、ブルリッシュを含む暗号セクターの上場の波に加わっている。

しかし、グレースケールの規模は、この申請を最も注目されるものとしている。投資家は今後数カ月で正式なS-1の詳細と規制当局のフィードバックを期待することになる。

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