ヘデラ(HBAR)は0.2155ドルの抵抗を突破できず、弱気圧力が強まっている。足元では横ばい推移が続き、新月入りの暗号資産市場全体の弱いムードを映している。
買いの勢いが衰える中、HBARは3か月ぶり安値に落ち込むリスクに直面している。
HBARの弱気派が勢力を強化
9月以降、0.2155ドルは繰り返し突破に失敗しており、短期的な上値の天井として固着している。この抵抗を超えられないことが、買い手の疲労と弱気ブレイクダウンへの警戒感を強めている。
Sponsored日足チャートではチャイキンマネーフロー(CMF)がゼロライン割れ寸前。これは資金流出超過を示すシグナルで、売り圧力の増加を裏付ける形だ。
さらにHBARは20日EMA(0.2230ドル)を下回って推移しており、短期の下押し圧力が優勢。EMAが動的なレジスタンスとして機能し、戻りの芽を抑え込んでいる。
この状況は短期的な回復が限定的であることを示唆し、戻り局面も勢いを欠く可能性が高い。
3か月安値の警戒強まる
0.2074ドルを割り込めば、HBARは0.1944ドル(3か月ぶり安値水準)まで下落するリスクが浮上する。
一方でサポートを維持できれば、0.2155ドルを再び試す可能性があり、突破に成功すれば0.2366ドルへの上値余地が開ける。だが現時点では、弱気優勢という構図が色濃い。