ヘデラ・ハッシュグラフのネイティブトークンHBARは、過去30日間で12%の価値を失い、下落基調が続いている。
9月入り後も、オンチェーンおよびテクニカル指標はいずれも弱さを示し、回復の兆しは乏しい。焦点は、アルトコインが強まる弱気圧力に耐えられるのか、さらなる下押しが差し迫っているのかに移っている。
Sponsored個人投資家の無関心とスマートマネーの撤退
サンティメントによれば、HBARのソーシャルドミナンスは過去1か月で着実に低下し、アルトコインへの関心が限定的であることを示している。現在値は0.74%で、過去30日間で55%の減少となった。
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ソーシャルドミナンスは、当該資産が他市場と比べてソーシャルプラットフォームやフォーラム、ニュースメディアでどの程度言及されているかを測る指標だ。上昇は、より多くの注目と議論を集めていることを示す。
こうした急上昇は、新規買い手を呼び込み上昇モメンタムを後押ししやすく、ラリーの先行指標となる場合が多い。
一方で低下は、市場全体の会話から当該資産が埋没しつつあることを示す。個人投資家の関心鈍化を反映し、HBARの需要不足と価格の下支え減少につながる恐れがある。
同時に、HBARのスマートマネーインデックス(SMI)も下向きで、主要保有者がアルトコインへのエクスポージャーを縮小していることを示している。執筆時点の水準は1.108。

SMIは、取引の寄り付きと引けにおける市場行動を分析し、経験豊富な投資家や機関投資家の動向を測定する。
Sponsored同指標が上昇すれば、こうした投資家の買い姿勢強化を示し、資産への信頼が高まっていることを意味する。
逆に低下は信頼の後退を示し、彼らが保有を分配している可能性を示唆する。主要保有者の弱気センチメントや下落観測を反映し、短期的な反発を一段と遅らせかねない。
HBARの弱気派は0.1885ドルを注視、しかし1つのブレイクアウトで0.26ドル超えも
以上の指標は、投資家関心の後退、ソーシャルでの存在感の希薄化、主要プレイヤーからの支持低下を示している。こうした流れが続けば、HBARは下押し圧力が続き、0.1885ドルまで下落する可能性がある。

もっとも、新たな需要の流入が弱気シナリオを無効化する展開もあり得る。その場合、HBARは下落を反転し、0.2212ドルを上抜けて0.2636ドルを目指す公算がある。