戻る

ヘデラ(HBAR)が14%上昇—クジラはなぜ静かに撤退か

01日 11月 2025年 01:00 JST
Trusted-確かな情報源
  • スマートマネーとMFI指標は、個人投資家がエイチバーの価格に依然強気であることを示している。
  • クジラは2週間足らずで1億1,000万エイチバーを売却し、少なくとも$2,090万相当だ。
  • 隠れ弱気ダイバージェンスは、$0.168が下値支持を保てなければ、一段安を示唆する。
プロモーション

ヘデラ(HBAR)は今週14%以上上昇し、直近の下落から持ち直した。だが、この短期反発にもかかわらず、月間では約9%安のまま。明確な下落基調。

指標はまちまちだ。クジラは、スマートマネーや個人投資家が見落とす隠れた急落を示唆しているのか。

Sponsored
Sponsored

警告サイン下でもスマートマネーと個人投資家は強気維持

熟練HBARトレーダーの動向を追うスマートマネー・インデックス(SMI)は10月26日以降上昇。高値を切り上げ、シグナルラインを上回っている。これは反発期待、あるいは底入れ観測を示すのが通例。短期の反落後もSMIは1.08近辺を維持。目先は慎重な上昇傾向。

トークンのテクニカル分析と市場の最新情報:さらに詳細なインサイトをご希望の場合は、編集者ハルシュ・ノタリヤが毎日お届けするニュースレターにご登録ください。こちら

スマートマネーはなお強気
スマートマネーはなお強気 出典: TradingView

指数が同水準を維持すれば、バイアスは強気。だが1.08を割ると、センチメントは急変し得る。

個人投資家も楽観的だ。スマートマネー以上かもしれない。マネーフロー・インデックス(MFI)は2週間で約35から69.4へ急伸。新規資金の流入と個人の関心増を示唆。反発を見込む押し目買いの典型。

Sponsored
Sponsored
HBAR個人勢は資金移動を継続
HBAR個人勢は資金移動を継続 出典: TradingView

要するに、スマートマネーと個人はHBARに上値余地を見る。だが自信は続かない可能性。クジラが静かに退出しているためだ。

クジラは撤退、一方スマートマネーは反発に賭け

小口や機関系のシグナルは強気だが、大口保有者は別の物語だ。データでは、1億HBAR超を保有するアカウントのシェアが、10月21日以降で総供給の41.75%から40.65%へ低下。2週間弱で、クジラの保有の約1.1%が流出した計算。

Sponsored
Sponsored
ヘデラのクジラが手放している
ヘデラのクジラが手放している 出典: Hedera Watch

少なくとも1億1000万HBARが大口から流出。現在の価格では少なくとも2090万ドル相当。小口が強気化する局面での顕著な変化。

典型的な乖離だ。スマートマネーと個人は底入れと見る。一方でクジラは次の下落に備えるようだ。クジラが調整を先取りするなら、チャートに初期サインが出る。すでに出始めている。

Sponsored
Sponsored

HBARチャート、隠れ弱気ダイバージェンスか暴落の引き金

日足では、HBARの価格は10月11日以降、0.219ドルから0.154ドルの狭いレンジで推移。売り手と買い手の迷いを示す。トレーダーとクジラの綱引きだろう。

10月6日から10月29日にかけて、価格は下落する戻り高値を形成。一方、相対力指数(RSI)は高値を更新。これは隠れた弱気ダイバージェンス。既存の下落基調継続を示しやすい。HBARでは、重要水準を割ると調整に発展し得る。

現在、HBARは0.189ドル上で推移。ただしこの支持を失うと0.168ドルまで下落し得る。売りが続けば、次の主要支持は0.154ドル近辺。その下では0.119ドルまで下げる可能性。

HBAR 価格分析
HBAR 価格分析 出典: TradingView

0.168ドル割れで下落継続が確定。上で耐えれば短期の持ち合いもあり得る。現状はHBARの一段安に傾く。クジラの流出を相殺する新規買いが入らない限り。

免責事項

当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

スポンサード
スポンサード