NFTマーケットプレイスは、”X2Y2″トークンについて、本日のアンロック(放出)時に、同トークンを一切売却しないと発表した。同発表を受け、同トークン価格は24時間で12.2%上昇した。
X2Y2開発者は2月3日、X2Y2の売却拒否は、NFTマーケットプレイスに対する自分達の信頼が揺るぎないものであり、その成長にコミットしていることを示すものだと語った。
3500万以上のX2Y2トークンをアンロック
NFTマーケットプレイスによると、予定されているアンロック(市場への放出)は、1250万トレジャリートークンおよび2500万チームトークンの合計3500万以上のX2Y2トークンとのこと。カイコ(Kaiko)のデータによれば、このような重要なトークンのアンロックは、通常、トークンの売り圧力を増加させるとのことだ。
しかし、今回のアンロックやその後のアンロックによるトークンを一切売却しないという開発チームの確約が、投資家を強気にさせたとみられる。
最近の価格高騰により、X2Y2は過去30日間で262.10%の価格上昇を記録。同トークンの価値は2023年1月1日の最安値0.054ドルから、今回の報告期間における0.21ドルという高値まで上昇している。
アンロック前に価格が上昇したトークンは、X2Y2が初めてではない。DeFi〈分散型金融)プロトコルの”dYdX”は、トークンのアンロックを第4四半期に移行してから、トークン価格が約130%上昇している。
2023年2月には、5億8800万ドルのトークンがアンロックの予定
dYdXのトークンアンロックの延期は、今月リリースされる予定の新規トークン数に大きく影響することはないとみられる。トークンアンロック(Token Unlocks)のデータによると、2023年2月に17のプロジェクトで5億8800万ドル相当のトークンがアンロックされる予定。
(アンロック予定の)トップ3のなかには、2月14日に供給量の12.42%(3億7200万SANDトークン)をリリースする予定のザ・サンドボックス(The Sandbox)もある。”BitDAO”は2月15日に1億8700万BITを、また”Aptos”は7500万ドル相当のAPTトークンをリリースする予定。
その他、“1inch“、”Moonbeam GLMR”、”Tornado Cash TORN“、”ApeCoin APE“などのプロジェクトも新トークンをアンロックする計画がある。
X2Y2とdYdXはアンロック下で、トークン価値の維持のためにほぼ同じ戦略を用いているが、他の暗号資産プロジェクトでも同様の対策を採用するかどうかは今のところ不明。
Follow us on:
X(Twitter):@BeInCryptoJapan
Telegramチャンネル:@BeInCrypto Japan オフィシャルチャンネル
免責事項 - Disclaimers
当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。