ストーリーのIPは3日、最も好調なトークンとなった。本稿執筆時点で、価格は5%上昇し、4.37ドルで取引されている。これは、市場全体の低調なパフォーマンスを覆すものだ。
しかし、価格の上昇にもかかわらず、IPの需要の低下は、その上昇の持続可能性に懸念を抱かせる。
IP価格上昇=取引量減少で買いの勢い弱い
IPの24時間の取引量は、価格の上昇にもかかわらず7%減少した。これは、価格修正の可能性を示唆するネガティブなダイバージェンスを形成している。

ネガティブなダイバージェンスは、資産の価格が上昇する一方で取引量が減少する際に現れる。これは、買いの勢いが弱く、市場の参加が乏しいことを示唆している。
これは、IPの上昇が持続可能ではない可能性を示している。十分な取引量が価格上昇を支えない場合、アルトコインは反転や修正のリスクがある。
さらに、IPの移動平均収束拡散(MACD)設定は、この弱気の見通しを支持している。本稿執筆時点で、トークンのMACDライン(青)はシグナルライン(オレンジ)の下にあり、IP現物市場参加者の売り圧力を反映している。

MACD指標は、資産の価格の2つの移動平均を比較することで、資産のトレンド方向と勢いを測定する。MACDラインがシグナルラインの下にある場合、弱気の勢いを示し、潜在的な下落トレンドや継続的な売り圧力を示唆している。
このトレンドが続く場合、IPの最近の5%の価格上昇は勢いを失い、短期的な修正の可能性が高まる。
IPの下降構造は健在:どこまで下がる?
日足チャートでは、IPは3月25日以来、下降する平行チャネル内で取引されている。この弱気パターンは、資産の価格が2つの下向きの平行トレンドライン内で動くときに現れ、低い高値と低い安値の一貫したパターンを示している。
このパターンは、IPの現在の下降トレンドを確認し、抵抗を超えるブレイクアウトが発生しない限り、弱気の圧力が続くことを示唆している。
下降トレンドが強まる場合、IPの価格は下降する平行チャネルの下のトレンドラインを下回り、3.68ドルまで下落する可能性がある。

一方で、アルトコインが新たな需要の急増を目撃した場合、弱気のチャネルを上回り、5.18ドルに向けて上昇する可能性がある。
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